訓練ではトラブルも…

なぜ今、マンションでのこうした訓練が行われているのか。

14日に閣議決定した新たな防災対策基本計画。

その中で政府は、避難所に人が集まりすぎることを防ぐ在宅避難を推奨している。

その対策の1つが、マンション防災だ。住民だけで、いかにスムーズに避難ができるのか。取り組みを行っている住民たちを取材した。

副会長:
それでは、防災倉庫の中に入っている赤いテープが入っている備品を、小ホールの方から持って行っていただいて、舞台前に皆さん置いてください。必要な人はヘルメットかぶってください。はい、ポータブル電源。これ最初。先に入って中を照らして。重いっす。

参加者:
灯りいるよ。私が灯り係です。

真っ暗な会議室に備品を持ち込み、ライトをつけていくと、手づくりの対策本部ができてきた。

参加者:
壁側のテーブルに号棟用の連絡用の備品を用意します。テーブルの上に置いてください。

参加者:
これ号棟用?

参加者:
災害対策本部備品。

参加者:
いやいや、号棟用。

順調に作業を進めるが、トラブルもある。

参加者:
これは無線機ですね。本部と会話をするための無線機になります。

取材班:
苦戦していますか?

参加者:
はい、配線やったことないんで…。写真を見ながらやってるんですけど、なかなか難しい。

無線機の設置がうまくいかなかったり、設置した電気が急に切れたりすることもあった。

無線機の声:
本部用トランシーバーテスト。音声いけますでしょうか、どうぞ。

参加者:
いけまーす。

無線機の声:
チャンネル1、感度良好です。

開始から約30分。災害対策本部は、住民の手で立ち上がった。

副会長:
正味時間30分。良い成績だと思います。前はもうちょっとかかったから。

参加者:
大変だったよ。

参加者:
全然汗かいてないじゃん。

参加者:
いやいやいや、冷や汗をいっぱいかきました。

訓練後に行った反省会では、ガイドラインについて今よりも分かりやすく掲載してほしいなどの意見が交わされた。