次は、土砂災害で床下浸水にあった家屋の対応。
畳とフローリングのケースをそれぞれ紹介する。
断熱材は「乾燥」と「消毒」
まずは畳の対応。
畳を1枚ずつどかして、その下の床板も取り外す。
すると断熱材が出てくるが、この断熱材の扱いに注意が必要だという。
断熱材の下は床下になっていてそこに土砂が溜まっている。土砂をかき出すのと同時に行ってほしいのが、断熱材の「乾燥」と「消毒」だ。
断熱材を濡れたまま使用するとカビや細菌繁殖の温床となり、健康被害につながることがあるからだ。
床だけでなく壁も同様。
少しでも断熱材が濡れている場合はまずしっかりと乾燥させて消毒することを覚えておこう。
次はフローリングの対応。
フローリングに点検口があればその扉を空けて下の土砂をかき出すが、点検口がない場合は工具を使って床に切込みを入れ扉を作成する。
作業を行う際はブルーシートなどを使ってしっかりと養生することが大事。
床下浸水で土砂をかき出していくと周辺が汚れたり濡れたりするので、事前に床の上を保護してから作業するのを忘れないでほしい。
日本財団災害ボランティアトレーニングセンターでは、災害ボランティアに必要な知識をはじめ、屋根の修繕方法や小型重機の扱い方など実践訓練を受けることができる。個人での受講も可能で、災害支援の基本的な心構えから学ぶことができる。
災害への知識を蓄え、慌てず、落ち着いて、無理せずに行動することを心掛けてほしい。
