中東情勢の影響で、岩手県内の塗装業では必需品のシンナーや塗料を確保しづらい状況に陥っています。
盛岡市の業者は、このままでは経営が成り立たなくなると不安を募らせています。

住宅や橋など様々な塗装工事を手がける盛岡市の「吉田塗装工業」。
現場で欠かせないのが塗料やシンナーです。しかし中東情勢の影響でこれらの材料が手に入りづらくなっています。

吉田塗装工業 八木浩明常務
「材料屋さんの方に問い合わせてもいつ入荷するという答えが出てこなくなり、注文してから来るまで分からない」

原油由来のナフサが使われているシンナーは、塗料の希釈や塗装道具の洗浄に使う必需品です。

しかし2026年4月から仕入れ価格が上昇し、わずか3カ月ほどの間に2倍近くにはね上がりました。

また以前は注文してから2日程度で届いていた分量が、今は1カ月以上かかって少しずつ入荷する状態になっています。

吉田塗装工業 八木浩明常務
「これでも(住宅で)3軒分。ちょっと大きいところだと1軒、2軒でほとんどなくなる」

またシンナーだけでなく塗料も手に入りにくくなっていて、種類によってはメーカーが出荷を停止しているものもあるということです。

こうしたことから吉田塗装工業では資材を早めに発注するようにしていて、現時点で1カ月先の分までは確保しています。

しかしその先は確保できない懸念があるため、塗装の現場では6月4日も、はけやローラーを洗う際シンナーを再利用するなどして節約していました。

吉田塗装工業 八木浩明常務
「このまま(ナフサ不足が)ずっと続くのであれば、経営が成り立たない状態が出てくるのかなと思う」

ナフサについて政府は「供給量は十分だが流通で目詰まりが起きている」との見解を示していますが、現場では安定的な確保の見通しが立たない状況に不安を募らせています。

吉田塗装工業 八木浩明常務
「もう少し待てば良くなるのかなと思っているが、実際のところ今まだ全然そういう状況ではないので、目の前のものをしっかりやっていかないといけないかなと」

岩手めんこいテレビ
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