岩手県奥州市の住宅で認知症の夫に睡眠導入剤を飲ませて殺害した罪に問われた88歳の妻に、盛岡地裁水沢支部は、6月4日、執行猶予付きの判決を言い渡しました。

判決を受けたのは奥州市前沢古城に住む無職・菊地サキ被告(88)です。

菊地被告は2024年1月、自宅で同居する当時90歳の夫に頼まれ、多量の睡眠導入剤を飲ませて殺害した嘱託殺人の罪に問われていました。

これまでの裁判で、菊地被告は認知症の夫を長年介護するうち、「死ぬときは一緒に」と思うようになり、事件当日、夫から「生きていくのが嫌だ」と言われ、心中を図ったことを明らかにしていました。

4日の判決公判で、盛岡地裁水沢支部の宮本誠裁判官は、「自身の思いを優先した軽率な犯行で責任が軽いとまでは言えない」と指摘。

一方で「経過には十分にくむべきところがあり、反省もしている」として、懲役3年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。

判決の後、菊地被告の弁護士は「控訴する予定はない」との考えを示しました。

岩手めんこいテレビ
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