高校スポーツの祭典県高校総体です。バレーボールは男女の決勝戦が1日行われ、男子ではあの日本代表選手も躍動しました。
男子の決勝は、日本代表に高校生で唯一選出された一ノ瀬 漣を擁する鎮西高校と、8年ぶりの決勝進出、城北高校の対戦です。
第1セット、鎮西は序盤からブロックが機能。1番・平川や5番・本田が相手のスパイクをシャットアウト。6連続ポイントでリードを奪うと、そのままこのセットを先取します。
第2セットも鎮西が取り、あとがない城北は、2年生エース塚本のサービスエース、さらに好レシーブから相手のミスを誘い必死に食い下がります。
しかし、鎮西は要所でエース・一ノ瀬にトスを託します。
一ノ瀬がチームの期待に応えるスパイクで突き放すと、最後もブロックで仕留めゲームセット。鎮西が14連覇を達成しました。
【鎮西高校 一ノ瀬 漣 主将】
「日本代表の練習に参加するが、インターハイまでに個人のレベルもしっかり上げつつ、それをチームに持ち帰った時に、チームの総合力もしっかり上げて、本戦では上を目指して、自分たちの目標(日本一)に近づきたい」
女子は第1シードの鎮西と信愛女学院の決勝戦。
第1セットを奪った信愛に対し、鎮西は2セット目以降、強化してきたサーブで主導権を握ります。
スタメンに1年生3人が入る鎮西は、前田・中島の1年生コンビが要所で得点。第2、第3セットを取り、優勝に王手をかけます。
鎮西はサーブで乱して、ブロックで圧力をかける戦術が最後まで機能しました。
信愛はミスが響き、リズムをつかめず。鎮西がセットカウント3対1で勝利し、7大会ぶり4回目のインターハイ出場を決めました。
【鎮西 増田 有花 主将】
「しっかり声を出すこととブロックフォローに入るなど、小さな積み重ねが2セット目以降はつながったのかなと思う。男子とやっと一緒の舞台(全国大会)に立てるので、男子に負けないように女子も元気いっぱい頑張りたい」
相撲の団体戦は、3連覇を狙う熊本農業と、王座奪還を目指す文徳の対戦です。
1対1とし、迎えた中堅。文徳は2年生の橋本 義成が2勝目をあげて勢いづくと、続く副将1年生の大手、星来が勝利し、優勝を決めます。
大将のキャプテン・吉本 陽平も白星をあげ、4対1。文徳が3年ぶり30回目の頂点に立ちました。
バドドミントン女子の団体決勝は、連覇を目指す玉名女子とリベンジを誓う熊本中央、去年の大会と同じ顔合わせです。
先に3勝したほうが女王に輝く団体戦でまず、熊本中央がダブルスで2勝。
玉名女子は後がなくなりますが、ここからシングルス勢が奮起。粘り強く戦い、2対2に持ち込みます。そして、最後は・・・
玉名女子が2年連続7回目の優勝です。
【玉名女子 田中 結梨キャプテン】
「素直にうれしいしかない。粘り強さと応援やサポートがあってこその優勝だと思うのでみんなに感謝している」
「インターハイ頑張るぞ!わっしょーい!」
ボクシングは男女の各階級で決勝が行われました。
注目は女子・バンタム級。青の九州学院・江村 明音は1年生ながら、先日、ウズベキスタンで行われた17歳以下のアジア選手権で銅メダルに輝きました。
一方、城北の3年生・秋吉 優愛も3月の選抜で全国3位に入った実力者です。
序盤から赤の秋吉が積極的に前へ出て、プレッシャーをかけると・・・。
青の江村は長いリーチを生かし、左を的確に打っては右を伸ばして距離をとるアウトボクシングを展開。
ラウンドが進むにつれ、徐々に江村の左ストレートの精度が上がっていきます。
最終ラウンドには江村の連打が秋吉をとらえました。規定の2分・3ラウンドを戦い、決着は判定に持ち越されます。
ジャッジ全員が支持する5対0の判定で、九学の1年生・江村がバンタム級を制しました。
【九州学院 江村 明音 選手/1年】
「先日(病気で)亡くなった木庭 浩一 先生(九学・総監督)から教わったことを精一杯出せるように頑張ることができた試合でした。(インターハイなど)高校8冠を目指して、日頃の努力を怠らず、頑張っていきたいと思います」