暴風域を伴って沖縄に接近中の台風6号。
倒木やけが人など、早くも被害が出ています。
この台風は3日には関東に最も接近する予想です。
厳重に警戒してください。
1日夜から2日にかけて台風6号が最接近する沖縄県。
朝からたたきつけるような激しい雨が降り続いていました。
豊見城市の農業地帯では、農業用ハウスのシートが強風によって剥がれ、中の骨組みがむき出しとなりました。
用水路からは大量の雨水が滝のようにあふれ出ていました。
強風が吹き荒れた那覇市では最大瞬間風速37.9メートルを観測し、街の至る所に風で飛ばされた自転車が倒されていました。
さらに、強風で根元から倒れた大きな街路樹が完全に歩道をふさいでいる場所もあり、風の強さを物語っていました。
強風にあおられ吹き飛ばされそうになるのは、住宅の屋根。
道路には、壊れた住宅の木片が落ちており、出動した消防が対応に当たっていました。
那覇市では、89歳の男性が風にあおられ転倒。
頭から出血して搬送されたということです。
普段は多くの観光客でにぎわう、那覇市中心部にある「国際通り」。
1日は人通りもまばらで閑散としていました。
街を歩く観光客は強風で傘がひっくり返り、タクシーに逃げ込んでいました。
激しい雨と風が吹き荒れる中、市内のビルでは窓ガラスが割れないように“養生ボード”を張る姿もありました。
那覇市にある泊漁港では、いつもなら漁師たちが水揚げした魚が並び威勢のいい声が飛び交うはずですが、1日は閑散としていました。
その代わり、港には多くの漁船が係留されていました。
那覇市では停電も発生し、信号が消えていました。
沖縄県内では午後5時現在で約2万9500戸が停電しています。
横殴りの激しい雨に見舞われたうるま市。
側溝からは茶色く濁った大量の雨水が道路にあふれ出す様子が撮影されました。
動画の撮影者は「自分のダイビングショップの船があって、港の船が心配で港に行こうと思っていた時。雨が短時間で降っている。(あふれるのが)早いなと思った」と話します。
うるま市では、6月の記録を更新する最大瞬間風速40.6メートルを観測しました。
車の視界が奪われるほど大雨が降った沖縄市では、大きなガジュマルの木が倒木。
十字路に面し、住民が集う憩いの場に立つ街のシンボルが強風によって倒されてしまいました。
宮古島市と沖縄本島内の全ての公立学校も臨時休校となり、臨時休業とした店舗や外来診療を休診した医療機関も多く、市民生活には大きな影響が出ています。
この台風6号の影響で、沖縄県と鹿児島県の8市町村では約10万人に避難指示が出されています。
台風は1日夜から2日にかけて沖縄本島地方に最も接近する見込みです。
3日に関東に最接近する台風6号。
3日の午前中から東海や関東で大雨の恐れがあり、道路の冠水や交通機関の乱れに注意が必要です。