札幌市は5月29日、令和7年国勢調査の結果速報を公表しました。
2025年10月1日現在の札幌市の人口は196万4034人で、前回調査(2020年)から9361人減少し、1920年(大正9年)の国勢調査開始以来、初めて人口が減少に転じたことが明らかになりました。
札幌市の人口は、1970年(昭和45年)に100万人を突破して以降、一貫して増加を続けてきました。しかし、出生率の低下や高齢化の進行に伴う死亡数の増加により、自然増加数の減少幅が拡大。前回2020年の調査では約197万3000人と過去最多を記録していましたが、5年間で約9400人減り、ついに人口減少局面に入りました。
区別にみると、人口が増加したのは中央区(7202人増)、豊平区(5662人増)、西区(734人増)の3区にとどまり、残る7区では減少しています。
最も減少幅が大きいのは清田区で4411人減(3.9%減)、次いで東区が4130人減(1.6%減)となっています。
一方、世帯数は99万5616世帯で、前回から2万6455世帯増加しました。1世帯あたりの人員は1.97人となり、初めて2人を下回りました。単身世帯や少人数世帯の増加が背景にあるとみられます。
男女別では、男性が91万4867人、女性が104万9167人で、女性が男性を約13万4000人上回っています。性比(女性100人に対する男性の数)は87.2で、前回から0.1ポイント上昇しました。札幌市は今後、2026年9月以降に総務省統計局が公表する確定数を踏まえ、推計人口の修正を行う予定です。