長岡空襲の記憶を受け継ぐ長岡戦災資料館が移転して5月29日、リニューアルオープンしました。最新の技術を駆使し、より分かりやすく戦争の悲惨さや平和の尊さを伝えています。
5月29日、リニューアルオープンを迎えた長岡戦災資料館。
これまでJR長岡駅前のビル内にありましたが、爆撃の中心点に近い『旧互尊文庫』があった場所に移転しました。
オープニングセレモニーでは長岡市の磯田達伸市長が「世界から戦争をなくすというメッセージを長岡から発信していきたい」と挨拶したほか、平和学習に取り組んできた希望が丘小学校の6年生が合唱を披露。平和への祈りを込めた元気な歌声を響かせました。
館内に入るとまず広がるのは1階にある『祈りの間』。空襲で亡くなった381人の遺影が並びます。
家族や住んでいた場所ごとに並んでいて何気ない日常の中にあった家族や友達との時間が突然奪われたことを静かに伝えています。
2階の資料展示室には戦争や空襲に関する資料約350点が展示。中には実寸大の爆弾も。
【氏田陽菜アナウンサー】
「大きな爆弾から散ったのがこちらの焼夷弾。片手ではとても持ち上げられないほどずっしりとしています。これが空から大量に落ちてきたと想像すると、戦争の恐ろしさを感じます」
また、今回のリニューアルに伴い、防空壕を再現した模型も設置されています。
【児童】
「怖い、恐怖」
【児童】
「もう二度と空襲とかが起きないようになってほしいし、他の場所も戦争をしているところがあるから戦争をやめてほしい」
こちらのデジタルマップも新たに設けられたもの。
空襲を体験した人たちがどのような気持ちでどこに逃げようとしたのか…。地図で追って見ることで当時の不安や緊迫感を追体験することができます。
真剣な眼差しで地図を眺めていたのは、空襲を体験者であり、資料館の初代館長を務めていた古田島吉輝さんです。
【長岡戦災資料館初代館長 古田島吉輝さん】
「この年になってもやっぱり苦々しいというか、胸を押しつけられるような思いがする。子どもたちがどんどん訪れて、長岡の空襲のことを頭に留めて大きくなってほしいと思う」
戦争を知る世代から知らない世代へ…新たに生まれ変わった資料館は記憶を未来へとつなぎ平和の尊さを訴え続けます。