拉致被害者・蓮池薫さんや曽我ひとみさんなどの家族が帰国するきっかけとなった第2回日朝首脳会談から22年。家族の帰国を待つただ一人の親世代となった横田早紀江さんは、今日も祈りの中にいる。
■第2回日朝首脳会談から22年
「家族5名…蓮池さん地村さんご家族5名と本日私たちとともに日本に帰国する運びとなった」
2004年5月22日に開かれた第2回日朝首脳会談。
当時の小泉総理と北朝鮮の金正日委員長が2002年に行われた第1回の会談以来再び対峙。蓮池薫さんや曽我ひとみさんなど拉致被害者の家族の帰国につながった。
しかし、この時を最後に日朝会談は行われず、拉致問題は進展を見ていない。
■「真実分からないことが一番つらい」
5月21日、都内で支援者の会に出席した横田めぐみさんの母・早紀江さんは「めぐみちゃんのことは本当のことが分からないことが一番つらいので…」と胸の内を吐露した。
最愛の娘・めぐみさんが新潟市で拉致されてから26年11月で49年。
情報のない中、母として願うのは、過酷な環境にあっても娘が生き抜いているということだ。
「あの子は非常にユーモアのあるおもしろい子どもだった。少しでもその明るさを、周囲に話しかけながら色んな人と仲良くして、変な目に遭わないように守ってくださいと祈って…」と話す早紀江さんだが、国際情勢が混沌とする中、拉致問題に動きは見られない。
■早紀江さんは90歳に「帰国必ず叶えて」
26年2月に90歳となった早紀江さんは焦燥感を抱えながら再会の日を待ちわびている。
「早くめぐみちゃんが帰ってきて、ここの上から『皆さんありがとう』と大きな声で喜んでニコニコして話してくれる日を必ず叶えてくださいと、いつも祈っている」