気象庁は29日から大雨など自然災害に関する新たな「防災気象情報」の運用を始めます。
これまでと何が変わったのか沖縄気象台に聞きました。

近年、甚大な被害を及ぼす大雨などの自然災害。
気象庁は29日から新たな防災気象情報の運用を始めます。

これまで気象に関する防災情報は種類が多いうえ、情報の名称に統一性がなく、災害の危険度をイメージしづらいと指摘されていました。

また、注意報や警報など段階的に分けられていたものの、避難行動との関連が分かりにくいという意見が寄せられていました。

29日から運用される新たな防災気象情報では何が変わるのでしょうか。

沖縄気象台 上原政博 防災調整官:
1番重要な変更は、気象台が発表する警報などの名称にレベルの数字を付けて発表することです

新たな運用では、「河川氾濫」「大雨」「土砂災害」「高潮」の4つごとに警戒レベルと警報などの名称を併記し、取るべき行動が直感的に分かるようにしています。

沖縄気象台 上原政博 防災調整官:
これまで例えば土砂災害については、土砂災害警戒情報という名称で発表していました。それをレベル4、土砂災害危険警報という形で発表することになります。レベルを付けることによって、住民の皆さんの避難行動が分かりやすくなるっていう事を期待します

危険度が高い方から、レベル5の「特別警報」、4の「危険警報」、3の「警報」、2の「注意報」。1は「早期注意情報」となっています。

レベル3の「警報」では、高齢者など逃げるのに時間がかかる人の自主的な避難を促し、レベル4の「危険警報」は、全ての人の避難完了が求められます。

沖縄気象台 上原政博 防災調整官:
危険警報は災害発生の恐れが高い状況で発表される、警戒レベル4に相当する情報になります。前もっていつが危険なのか、どの場所が危険なのか、気象庁は発信していますので、そういった情報もあわせて、レベル4になる前までに県民の皆様には避難をしていただきたいと思います

レベル5の「特別警報」については、災害が発生している可能性が高く避難ができない状況になっているおそれがあるため、レベル4の「危険警報」までに避難しておくことが重要です。

県内では5月、線状降水帯が発生したほか、週明けにも台風6号が接近する恐れがあります。

沖縄気象台は、新たな防災気象情報を基に、災害にまきこまれないよう避難行動に努めてもらいたいとしています。

沖縄気象台 上原政博 防災調整官:
(今回の)防災気象情報の大きな変更は、国民の皆様に自らの命を自ら守るという意識を持っていただきたい。少なくともレベルの数字の意味を覚えていただいて、避難行動に結び付けていただきたいと思います

沖縄テレビ
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