27日、取材班が向かったのは群馬県と埼玉県にまたがる「下久保ダム」です。

この時期は通常、貯水率が約73%あるということですが、27日のダムは水位が大きく下がっているのが分かります。

水資源機構 下久保ダム管理所・西村仁志所長:
ダムにちょっと筋が見えていますが、例年はあのあたりまで水位がある。現在はそれより約27メートル低い。貯水率が例年の4割ほど。

国土交通省関東地方整備局によりますと、下久保ダム周辺では、2025年の夏から雨が少ない状態が続いていて、27日時点の貯水率は28.3%。

この状況を受け、26日から群馬・藤岡市や埼玉・神川町などで、ダム下流の川から取る水の量を減らす取水制限が始まりました。

取水制限は2024年3月以来、約2年ぶり。

対象は神流川から取水する農業用水と水道用水で、必要な取水量から10%制限されます。

水資源機構 下久保ダム管理所・西村仁志所長:
10%の取水制限となるので、その分だけ(下久保ダムの)放流する水の量を少し抑えることができ、残された水資源を長く使える。

取水制限の対象となっている埼玉・神川町の農家を訪ねました。

神川町の農家・大畠勝さん:
雨が少ないと育ちが悪い。

現在、ダイコンの収穫時期を迎えているというこの農家。
6月からはコメ作りに入るため、田んぼに水を張る予定です。

多くの水が必要となるこれからの時期に取水制限が行われ、節水が呼びかけられる現状には不安を隠せません。

神川町の農家・大畠勝さん:
水不足は農家にとって1番大変な問題。

今後、恵みの雨は降ってくれるのでしょうか。

群馬県や埼玉県では6月2日まで晴れや曇りの天気が続く予想で、3日以降は雨が降る見込みです。