こちらの数字をご覧ください。2016年度には429人だったものが、昨年度は145人とおよそ7割減少しています。実はこれ、宮崎県警の採用試験の受験者数の推移なんです。警察官の採用をめぐる環境が厳しさを増す中、宮崎県警では、あらゆる方法で採用に向けた取り組みを強化しています。
「警察官等採用リクルーターに指定する」
採用されて3年以内の若手警察官など50人に手渡されたのは、採用リクルーターの指定書。指定された警察官は、受験者に近い世代という強みを生かし、出身校への訪問やイベントへの参加などを通して、優秀な人材の確保に向け、広報活動を行います。
(日南警察署生活安全課 上田沙織巡査)
「警察官という仕事は大変だなというイメージもあると思うのですが、その分魅力も多くあるので、その魅力を発信していけたらと考えています」
県警によりますと、採用試験の受験者数は、2016年度の429人に対し、昨年度は145人と、およそ7割減少しています。
こうした中、県警では、今年度から新たに、大卒者向けの採用試験を年1回から2回に増やしたほか、一部の試験で、民間企業も取り入れている基礎能力検査・SPIを導入。受験者の裾野を広げる取り組みを強化しています。
一方、宮崎県の一般行政と技術系職種を合わせた受験者数は、2016年度は824人だったのに対し、昨年度は734人と、およそ1割の減少にとどまっています。
県警では2023年度から、元警察官を再採用する制度を導入するなど、人材の確保を進めています。