アイスダンス、たった1枠の熾烈な戦い
そんな2人が覚悟を持って挑むアイスダンスだが、来シーズンは熾烈な戦いが待ち受けている。
ミラノ・コルティナ五輪団体で銀メダルを獲得しているように、世界でもトップクラスの日本。シングルでは五輪や世界選手権で最大の3枠を獲得し、ペアでは長岡柚奈・森口澄士組が自力で2枠目の出場権を獲得して五輪に出場した。
しかし、世界選手権のアイスダンスは現状1枠しかない。
この1枠にはライバルがたくさんいる。五輪団体銀メダリスト吉田唄菜・森田真沙也組をはじめ、2025年に結成した櫛田育良・島田高志郎組、紀平梨花・西山真瑚組といった多くの実力者カップルがしのぎを削る。
そんな厳しい戦いに挑んでいく2人だが、思いは負けていない。
「僕たちの培ってきた技術は僕自身含め、真凛さんも絶対に人には負けない素晴らしいものがある。まずは足し算で出せるように。このアイスダンスで、足し算で出すのが難しくて…。いつかそれが掛け算になったらいいなと思いますけど、まずは1つ1つ足し算になるよう努力していきます」(宇野)
「新たな大きな挑戦になることはわかっていますし、そのために日々全力を尽くしてやっていくだけです。あと、一番は楽しいなということを忘れないようにしたいのが今回の挑戦であって。どれだけつらい練習も楽しいと思える部分を日々見つけながら続けていきたい」(本田)
新たにスタートした2人の4年間の物語。こうした挑戦から生まれていくアイスダンスの発展は、日本スケート界に明るい未来を照らしていくだろう。
(ディレクター・水橋謙志郎)
