シングルとは全く違う競技の“難しさ”
2024年10月頃から密かに挑戦していたという宇野と本田。アイスショーでも競技に近い技を取り入れてきたという2人に強みを聞いてみた。
「2人の良さを出せば自ずと素晴らしいプログラムになると思う。言葉で言うのは簡単ですけど。僕たちの技術や実力を自分たちがわかっているからこそ、それが出せるような練習が明確にある。できないことを少しずつできるようにするのもありますが、間違いなく僕たちができるものも少なからずあるので、それをしっかり武器として出せるように今、練習しているところです」(宇野)
男性が女性を持ち上げるリフトは最初「すごく難しかった」と宇野は話し、練習では怪我もあったと本田は振り返る。
「全く油断をしていたわけではないですが、陸上から練習を積み重ねて、氷上にいざいくと、やっぱりどれだけスケートを長くやっていても全く違うのがリフトです」(本田)
怪我をしてもなお、挑み続けたリフトで自分の中にあった新たな感情を見つけたと本田は続ける。
「負けん気というか男気というか…。(自分に)そういう気持ちがあるんだって実感して。結構痛かったですが、これで辞めてしまうとこの技にはもうトライできないと思って。お互い怖さもあるし。その日のうちに完成形が1回できるまで何回もヘルメットしてトライしました」
さらに、シングルとの違いは技だけではなく、2人が万全の状態で準備が整っていることも大事だと本田は言い、「ちょっとしたミスが大怪我につながってしまう、それは私だけではなくお互いある」と、体調が悪いときは無理をしないなど心がけていると話した。
