新潟・佐渡沖でカメラが捉えたのは、「黒いダイヤ」と呼ばれるクロマグロの大群。
定置網の中で豪快な水しぶきを上げています。

美しい赤身にしっかりとのった脂が絶品のクロマグロ。
網の中には大物ばかりが推定400匹。

これだけ取れれば漁師たちも大喜びと思ったら、収まる水しぶき。
網のロープを緩めています。

なんと、水揚げすることなく、そのまま放してしまいました。

理由は、クロマグロの漁獲枠。
2026年の春は異常なまでの豊漁で、この地域の漁獲枠のすでに9割に達していたのです。

漁師も悔しさをにじませます。

内海府漁業生産組合・山本勝船頭:
漁師にとってももったいない。せっかく(網に)入ってくれた魚を全部放流…。水揚げのマグロより放流のマグロが最近多くなってきた。

これまでに推定で500トン以上を放流。

また、大型のクロマグロが定置網にかかりすぎると破れることが。
さらに、マダイやフグなど他の魚も、同じ網に入ったクロマグロをリリースするため一緒に放さなければならないのです。

“黒いダイヤ”が歓迎されないという状態はまだ続きそうです。