大相撲の夏場所で、大関・霧島との優勝決定戦を制し、2度目の優勝を飾った小結・若隆景。

2022年春場所以来、25場所ぶりの優勝は、史上3番目の長さです。

若隆景:
ケガをした時に常にそばで支えてくれた家族の前で優勝できて、うれしいです。

24日の夏場所千秋楽は、12勝3敗で並ぶ大関・霧島と、小結・若隆景による優勝決定戦にもつれ込みました。

一気に押し出して、勝負を決めた若隆景。

会場からは大歓声があがりました。

初優勝した4年前は、コロナ禍のため、観客は制限され、優勝会見もリモートでした。

(Qこの満員の国技館での優勝どう感じていますか?)
若隆景:
うれしく思います。

そして優勝への原動力を問われると大切な存在を挙げました。

若隆景:
やっぱり一番は家族の存在ですね。きょうも朝、子どもたちに『優勝してね』って言われてたので(笑いと拍手)優勝した姿を見せられてよかったと思います。

ヒザのケガなどにより、一時は幕下まで番付を下げていたものの、リハビリを重ねて悲願の復活優勝を果たしました。

若隆景:
妻がリハビリとかでも送り迎えしてくれて、子どもたちも『パパがもう1回テレビに出るの見たい』と。今回の優勝をしっかり覚えててくれたらいいなと。諦めずにやってきてよかったと思う。

優勝後、大きな鯛を手に記念撮影に臨んだ若隆景。

25日の会見では、その鯛をめぐるエピソードも披露しました。

若隆景:
5日目ぐらいに妻が鯛を買ってきて、それを持って“予行練習”って言って写真撮らされました。スーパーに行ったら、たまたま大きい鯛を売ってて、買わない訳にはいかないなと思って買ってきたと。

場所中に鯛を持って優勝の前祝い。

そんな若隆景は2人の兄と共に、荒汐部屋に所属し、本名にちなんで『大波三兄弟』として切磋琢磨してきました。

24日夜の優勝パレードで、若隆景の隣りに座って、旗手を務めたのは、兄の、若元春関でした。

若隆景:
同じ部屋で…兄がいて…お願いしないわけにはいかないかなと。小さい頃から切磋琢磨してきた兄弟なので。

『大波三兄弟』の絆について、相撲ジャーナリストの横野レイコさんは、こう話します。

相撲ジャーナリスト・横野レイコ氏:
(若隆景関は三兄弟の)一番末っ子なんです。三人一緒に小さい頃に相撲を始めて、お父様も力士だったので一緒にスタートして、昨日は本当に珍しく三人揃って写真を撮る設定を本人の希望でやりましたね。三人の絆は本当に強いと思います。

25日の会見では、元・力士の父親への感謝の思いも明かされました。

若隆景:
小さい頃から自分の相撲の基盤となっている部分を叩き込まれた部分はあると思うので、そういった意味では感謝しています。

ちゃんこ料理店を営む父親の大波政志さんは24日、店を臨時休業して国技館に出かけ、我が子の優勝を見届けました。

父親の大波政志さん:
もう気迫と気力が本当に充実しているという感じの相撲だったので今日はありがとうございましたって言って電話かかってきて、頑張ったなって、ちょこっと話したぐらい。ご機嫌でしたね、珍しく。

若隆景の故郷、福島では24日、駅前のビジョンでパブリックビューイングが行われ、大勢の地元ファンが優勝に沸きました。

優勝の瞬間、ファンの中には、涙ぐむ人も…。

相撲ジャーナリスト・横野レイコ氏:
若隆景は肘の故障してて、そういう時こそ強いとお父さんの大将がおっしゃっていたんです。すごくツラいと思うんです。それなのに、そういう時こそ頑張る姿がスゴいです。

さらなる昇進を目指す来場所では、今場所休場した2人の横綱と、2人の大関の存在が鍵になります。

相撲ジャーナリスト・横野レイコ氏:
見所は上位陣が、横綱大関がどう調整して、次の名古屋場所に調子を戻してくるか。その中で若隆景は大関への足固めはできるか?というのが注目だと思います。

フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

報道スポーツ部
報道スポーツ部