北海道・旭川市で17歳の女子高校生を橋から転落させ、殺害した罪などに問われている女の初公判が開かれました。

女は起訴内容の一部を否認。
何を語ったんでしょうか。

北海道・旭川市で2024年、当時17歳の女子高校生が殺害された事件で、殺人などの罪に問われている内田梨瑚被告(23)。

25日に旭川地裁で開かれた初公判には、23席の傍聴席を求めて朝から300人を超える人が長蛇の列を作りました。

白いシャツに黒色のズボン姿で出廷した内田被告は「私には殺意はありませんでしたし、橋から落下させていません。そのほかの部分については弁護人にお任せします」と殺害行為を否認し、起訴内容の一部を争う姿勢を示しました。

事件の引き金となったのはSNSをめぐるトラブル。

殺害された当時17歳の女子高校生が、飲食店での内田被告の画像をSNSに無断で使用したことに腹を立て、事件に発展したとみられています。

起訴状などによりますと内田被告は、2024年、女子高校生を車に乗せ暴行を加えるなどして監禁。

その後、当時19歳の女と共謀し神居大橋で被害者の服を脱がせて動画で撮影したうえで、橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」などと脅し川に落下させて殺害した殺人罪や、不同意わいせつ致死監禁の罪に問われています。

25日の初公判で殺人などの罪を否認した内田被告。

弁護側も監禁の罪は認めた一方で、「殺意はなく殺害行為もない、よって殺人は成立しない」と殺人の実行行為、不同意わいせつと死亡との因果関係などについて争う構えです。

これに対し検察側は「内田被告が首謀者で主犯であり最も大きな役割を担っている」と指摘しました。

2025年に開かれた裁判員裁判では、共犯者の女に懲役23年の実刑判決が言い渡され、控訴することなく刑が確定しています。

この裁判に共犯者の女の証人として呼ばれた内田被告は、証言を拒否し、わずか5分で退廷。

尋問の代わりに「共犯の女は被害者の足を欄干から放り投げようとして、『梨瑚さん手、外してください。私は足やるんで』と言った」と、これまでの取り調べでの供述が読み上げられました。

内田被告は共犯者の女が積極的に犯行に及んでいたとしたうえで、自身は殺害には関与せず、被害者が自ら落下したと主張しています。

これに対し、共犯者の女は「梨瑚さんの調書を読むとセリフや行動のすべてが作り話でびっくりして、梨瑚さんにも本当のことを話してほしい。それが被害者にできる最低限のこと」と反論。

裁判は今後、共犯者の女などの証人尋問を経て6月22日に判決が言い渡される予定です。

北海道文化放送
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