東京・小金井市の住宅に強盗に入るためドライバーなどを所持していた疑いで36歳の男が逮捕されました。

小金井市で狙われた住宅については、これまで複数回にわたって侵入の形跡があったといいます。

榎並大二郎キャスター:
もしも、私たちの身の周りで違和感を覚えた場合に何ができるのでしょうか。

東京都内ではこの週末にかけて、犯行の準備をした疑いで容疑者が逮捕された事件が連続して発生しました。

小金井市では、ドライバーなどの工具を持って住宅に強盗に入る準備をしたとして男3人が逮捕され、5月21日には、新宿区の路上で金塊を奪うために特殊警棒を持って集まって強盗の準備をした疑いで少年3人を含む男6人が逮捕されました。

いずれも秘匿性の高いアプリを使用していたことや、実行役の中に面識のない人物がいたことなどから、これらの事件は“トクリュウ”によるものとみられています。

山﨑夕貴キャスター:
強盗に関する事件を見ていると、最近は似たような手口が多いように思いますよね。

手口が似た事件が起きる背景について、フジテレビの平松解説副委員長は「事件の背後に黒幕、指示役がいて別々の犯罪グループが同じ家を狙った可能性もある。このような状況の場合、今後、複数の強盗事件が広域で多発する兆しがあるというところから警察が警戒を強めている」とみています。

榎並大二郎キャスター:
2024年ですか、いわゆる闇バイトによる一連の強盗事件。これも関連する事件が18で、逮捕者が46人と一気に広がった印象がありましたよね。

警察は今回、警戒を強化したことによって事件を未然に防いだ形で、その背景にあるのが、住人の女性が殺害された栃木の強盗殺人事件です。

今回の小金井の事件と共通する点が多いといいます。

まずは実行犯の年齢。
栃木の事件では高校生が逮捕され、そして、指示役とされる人物も20代とされています。

小金井の事件でも、比較的年齢が若い人間が逮捕されています。

また、事前に下見を行っていたという共通点もあります。

栃木の事件の現場周辺では、以前から不審な人物の目撃情報があったといいます。

小金井の事件においては、5月になって複数回にわたって住居侵入の被害があり、防犯カメラに中をのぞき込むような人物の姿も捉えられていました。

遠藤玲子キャスター:
不思議なのが、目撃情報があるにもかかわらず何度も何度も下見に行っているという。これが理解できないんですけど。

その点について、平松解説副委員長は「犯罪グループが狙いをつけた住宅に金目のものがあるという確度の高い情報、これに基づいて動いていたのでは」とみています。

三宅正治キャスター:
あれだけの目撃情報があるにもかかわらず、犯罪を止めることができなかった栃木の事件を踏まえて、警察も警戒を強めているということなんですね。

今回の小金井の事件のように、犯罪の準備段階である「強盗予備」での検挙について、平松解説副委員長は「警察が警戒を強めていた中で、犯行を企てた計画段階で芽を摘むことができた事例である」とみています。

山﨑夕貴キャスター:
ただ、強盗の準備をしているのかどうかという判断が難しいところもあると思うんですよね。どんな行為が罪になる可能性があるんですか?

刑事事件に詳しいアトム法律事務所の松井弁護士によりますと、“強盗の実行を具体的かつ実質的に促進する準備行為”が罪に問われる可能性があるということです。

例えば、凶器や侵入用具を準備していたのかどうか、さらに現場の入念な下見を行っていたのかというところで、下見については付近をうろついているだけでは判断が難しいですが、深夜など通常、人が出歩かないような時間帯に人がいるということも1つの考慮要素になり得るといいます。

山﨑夕貴キャスター:
もし自宅の周りに不審な人物がいたり、自宅の物が動いていたら本当に怖いと思うんですけど、異変に気づいたらどうすればいいんですか?

近くの警察署に相談するのが一番ですが、気軽に連絡できる相談先が「#9110」です。

110番のような緊急なものではなかった場合でも、「#9110」に電話すると簡単に警察に相談することができます。

安宅晃樹キャスター:
平松解説副委員長も実際に自宅周辺に止まっていた車を不審に思って連絡したら数分で警察の方が見回りに来てくれたという事案もありますので、110番するのは「ちょっと難しいかも」と思っている方も「#9110」を、ぜひ覚えていただければと思います。

榎並大二郎キャスター:
違和感をそのままにしないということが大事で、結果それが未然に事故を防いだり、あとは少年のような加害者を生まないことにつながるのかもしれません。