まずは、冷蔵庫の中身も含め、家に何があるかをざっと考えてみましょう。何日間かはなんとかなる量はあるのではないでしょうか。

それがあなたの家のストックの基準。ただ、家族が1週間〜10日食べるとなると心許ないので、「たりない分を補充して、その数で回す」と考えていきます。

レトルト食品も使ったら買うのルーティンで(画像:イメージ)
レトルト食品も使ったら買うのルーティンで(画像:イメージ)

たとえば、これまではレトルトカレーを3個ストックするのが基準だったなら、5個に増やす。使ったら買いたして5個をキープする。これがいわゆる「ローリングストック」で、賞味期限の近いものから使っていきます。

おそらく、期限の近いものから食べるというのは、すでに無意識にやっているのではないでしょうか。

身構えず、日常の食と備蓄とを地続きに考えると、高い防災食を買い込む必要も、大量のものを保管するスペースも必要ありません。また、災害時、食べ慣れたものを口にすることができ、気持ちの安定にもつながります。

いつも食べているものを少し多めに

普段、食べている“スタメン”食材を少し多めに買えばOK。収納ケースに入る分を備蓄量の目安にしています。

『最強版プチプラ防災』(扶桑社)から抜粋
『最強版プチプラ防災』(扶桑社)から抜粋

缶づめは大切なタンパク源なので、バリエーション豊富に用意しています。大好きなカレーは欠かしません。念のためおいしい防災食も。味にはこだわります。パスタソースは調味料としてスープやお鍋にも活用できる万能選手。あると重宝します。

冷凍野菜とタンパク質、夏は凍らせた水を多めにストック。普段は時短に役立ち、被災時は不足しがちなビタミン類をとれる冷凍野菜。夏は氷を多めにつくっておくと、熱中症対策と庫内の保冷に役立ちます。

ミックスベジタブルはスタメン食材。ペットボトルの水を常時凍らせている辻家。ギチギチの冷凍庫は電気代の節約にも◎。

『レスキューナースが教える 最強版プチプラ防災』(扶桑社)

辻直美
吹田市民病院、聖路加国際病院で勤務後、国際災害レスキューナースとして活動。 国境なき医師団や国際緊急援助隊医療チームにも所属。 東日本大震災や西日本豪雨などでの救助も行う。いままで30カ所以上の被災地にて活動する。今では、防災講演会、幼稚園から大学まで防災の授業も自治体企業の防災コンサルもしている。

辻直美
辻直美

吹田市民病院、聖路加国際病院で勤務後、国際災害レスキューナースとして活動。 国境なき医師団や国際緊急援助隊医療チームにも所属。 東日本大震災や西日本豪雨などでの救助も行う。いままで30カ所以上の被災地にて活動する。今では、防災講演会、幼稚園から大学まで防災の授業も自治体企業の防災コンサルもしている