「大統領と私の友情・信頼関係が一層深まった」

高市総理がそう語った日韓首脳会談では、思わず笑みがこぼれるシーンがありました。

関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」は、その“ほっこりシーン”から会談の本質を橋下徹氏が解説しました。

■二人でメガネをかけて笑顔で記念撮影するシーンも

高市総理が李在明大統領の故郷で出迎えられた会談で、注目を集めたのは、高市総理が福井県鯖江市で製造されたメガネフレームをプレゼントとして贈呈した場面です。

受け取った李大統領がメガネをかけると、大統領は自分がかけていたメガネを高市総理に手渡し、二人でメガネをかけて笑顔で記念撮影しました。

ことし1月の日本での会談では、両首脳がドラムセッションを披露するという異色の交流もありました。

■原油や石油製品の「相互融通」について協力していくことで合意した

和やかな雰囲気の裏には、きわめて現実的な課題がありました。

会談では両国のエネルギー供給網の強化が議論され、原油や石油製品の「相互融通」について協力していくことが確認されました。

関西テレビの江口茂解説デスクによれば、ホルムズ海峡を経由した原油の輸入が難しくなっている状況を踏まえ、「困ったときはお互いに原油や液化天然ガスを融通しましょう」という方針で合意したとのこと。具体的な枠組みは今後、事務方が詰めていくといいます。

■両首脳の“変化”とは

【橋下徹氏】「この日韓関係こそが、日本のあるべき姿。高市さんよくやってくださっているなと思います」

そう述べた橋下氏が続けて指摘したのは、両首脳の“変化”についてです。

高市総理はかつて韓国に対して非常に厳しい立場を取り続けてきました。一方の李大統領も、反日姿勢が際立っていたことで知られています。

それが、総理・大統領という立場になった途端、協調路線へとかじを切ったことについて「総理になったり、大統領になったりすると、強気の姿勢なんかじゃなくて、こうならざるを得ないわけです」と現実路線になると話します。

■「私たちがやっているような外交が現実路線なんだよと後輩に教育してほしい」

今回の会談を評価した一方で、橋下氏が問題視したのは、日韓両国に共通する政治家の姿勢についてです。

相手国に厳しい言葉を投げかけることで国内の支持を集め、そのまま権力の頂点へとのぼっていく。しかし実際にトップに立てば、現実の外交では協調せざるを得なくなるという現実路線になることを指摘した橋下氏。

【橋下徹氏】「今の日本の国会議員も、韓国の国会議員も、相手国に厳しいことを言って国内の支持を集めて総理・大統領に駆け上がっていくのが一つのルートになってしまっている」

そのうえで橋下氏は「高市さん、李在明さん、この二人には後輩の政治家たちにはっきり言ってほしい。これは現実的じゃないよ。いま私たちがやっているような外交が現実路線なんだよと後輩に教育してほしいですね」と述べました。

■「高市さんのこの外交は大賛成」と評価した橋下氏

もちろん、両国の間には領土問題が現在も続いています。

橋下氏は「主張はしたらいい。でも外交ではこうやらざるを得ない。安全保障のためには、国内で威勢のいいことを言っても、結果こうやらざるを得ないんだ」と述べ、「高市さんのこの外交は大賛成」と評価しました。

【橋下徹氏】「安全保障に関しては、緊急状態じゃなくてもやっぱり韓国とはがっちりタッグを組まないといけない。アジアではしょうがない」

(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!2026年5月20日放送)

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