2026年の春闘で大きな賃上げとなる中、この流れが“お茶の間春闘”にも影響を与えているようです。
明治安田総合研究所 経済調査部・前田和孝 シニアエコノミスト:
いわゆるお茶の間春闘は結果を考えると非常に素晴らしい
既婚者の男性がパートナーに自分のおこづかいの金額アップを交渉する“お茶の間春闘”。
明治安田生命保険が3月に行った調査で、平均額は3万6835円でした。
2025年より3700円あまり多く、上昇率は10%を超え、2007年の調査開始以来最大の伸びとなっています。
こちらの男性は-。
おこづかい【上がった】男性:
30%くらい上げてもらった。世の中平均で3%ぐらい上がっているという話をして、(妻から)「じゃあ3%ね」と言われましたが、3%では対応できないとだいぶ上げてもらいました
コロナ禍で落ち込んでいた夫のおこづかい。
2021年を境に回復に転じたものの、値上げラッシュの影響もあり、2024年は3年ぶりに減少。
2025年はほぼ横ばいでしたが、2026年は大幅に増加しました。
調査では世帯年収が「増えた」と答えた人が5年連続で上昇しており、専門家は背景に終わりが見えない物価高への「諦め」もあると指摘しています。
明治安田総合研究所 経済調査部・前田和孝 シニアエコノミスト:
物価高がなかなか止まらない、ずっと続いたままという認識が、世間にも広がってきた。羽を伸ばすような使い方ができないことが2年くらい続き、大幅にアップしたということが大きいのかなと
一方で、約7割の人が「変わらない」と回答。
同様の声は街頭でも-。
おこづかい【変わらない】男性:
10年くらい(変化は)ない。上げてくれる?
妻:
(Q.ノーコメント?)お給料が上がればね
おこづかい【変わらない】男性:
あとは相談ということで
妻:
がんばれ、仕事
おこづかい【変わらない】男性:
会社の昇進や昇格によっては価格交渉できるのではないかと
専門家によりますと、夫のおこづかいアップのカギとなるのが「物価の上昇」と「収入の増加」の好循環。
ただ、今後イラン情勢の緊迫化による“異常”な物価の上昇が、 “お茶の間春闘”に影を落とす可能性があるといいます。
明治安田総合研究所 経済調査部・前田和孝 シニアエコノミスト:
包装資材(の価格)などが上がってきているので、(価格上昇が)じわじわエネルギーから食品に派生していく可能性は十分にある。子供の塾代などを我慢するくらいなら、夫のおこづかいを我慢してもらう。家計の中では十分に考えられるシナリオ
春闘で高い賃上げが実現されている中で暮らしは豊かになるのか。
政府の経済対策とともにイラン情勢への対応も注目されます。