熊本市に住む60代の女性が〈電話でお金詐欺〉の一つ、SNS型投資詐欺で数百万円の被害に遭っていることが分かりました。この女性はさらに金を要求され、新たな被害に遭うところを熊本銀行の行員が防ぎ、警察は20日、感謝状を贈りました。

感謝状などが贈られたのは、熊本市東区にある熊本銀行 桜木支店の野村 優香さんと灰瀬 博徳さんです。

警察などによりますと、ことし2月、熊本市に住む60代の女性が支店を訪れ、窓口で「投資の利益を引き出すためにお金が必要で、融資を受けたい」などと相談。

女性は去年12月ごろから、SNSの投資グループで知り合った人物に投資を勧められ、指定された口座にすでに数百万円を振り込んでいました。

女性は偽の投資アプリに表示された利益を引き出すために融資を受けようとしたということです。

投資グループとのやり取りの履歴や入金先の名義を不審に思った野村さんが灰瀬さんに相談して警察に通報し、追加の被害を防ぎました。

【熊本銀行 桜木支店 野村 優香さん】
「客の金を守ることは大事。マネーロンダリングの部分にもアンテナを張って、今後も業務していきたい」

熊本県内では、ことし1月から4月末までに44件、計約7億8660万円のSNS型投資詐欺の被害が確認されていて、統計を取り始めた2023年以降、過去最悪のペースとなっています。

警察は「少しでも〈おかしい〉と思ったら、家族や友人、警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。

後を絶たない詐欺被害を防ぐため、熊本県警は独自のアプリ開発を目指しています。機能としては、国際番号や詐欺の恐れがある番号からの電話をブロックするほか、県内で発生した犯罪情報の発信などを検討していて、今年度中の運用開始を目指すということです。

テレビ熊本
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