兵庫県たつの市の住宅で、19日、74歳の母親と52歳の娘が刺し傷がある状態で死亡していた事件で、母親により多くの刺し傷があったことが新たに分かりました。

19日午前10時半ごろ、たつの市の住宅で、この家に住む田中澄惠さん(74)と次女の千尋さん(52)が、死亡しているのが見つかりました。

玄関の鍵はかかっておらず、澄惠さんが玄関で、千尋さんが1階の廊下で血を流して倒れていたということです。

2人は死後数日経っていて、知人が「連絡がつかない」と交番に知らせてきたため、警察官が住宅を訪れ、事件が発覚しました。

捜査関係者によると、2人の上半身には複数の刺し傷があり、母親の澄惠さんにより多くの刺し傷があったことが新たに分かりました。

また、2人が倒れていた室内に加え、家の外にも血の痕があったことが捜査関係者への取材で分かりました。

警察は、凶器が見つかっていないことなどから2人が事件に巻き込まれたとみて遺体を司法解剖し、詳しい傷の状況や死因を調べる方針です。

■新たに自宅の外にも血痕が発見

現場から川島壮雄アナウンサーの報告です。

兵庫県たつの市で亡くなった田中さん親子の自宅近くに来ています。規制線が張られ、ご自宅の前がブルーシートで覆われていて、ここから中の様子を伺うことはできません。時折風が吹いた時に確認できたのは、警察車両が1台、さらには、クーラーボックスのようなケースが何個か置かれていました。

警察や鑑識の作業は20日午前10時ごろから始まっていて、多いときでは10人以上の方々が中で作業していたものと見られます。現在も作業は続いているものとみられます。

また、新たに自宅の外にも血痕が見つかったということで警察が関連を調べています。

現場となったのはJR姫新線の播磨新宮駅からおよそ1キロほど離れた住宅街です。
この辺りは住宅街で、お店やコンビニはここから数百メートルほど離れたところにあります。亡くなった二人の自宅は河川敷のすぐ隣の場所にあります。

付近の方々に話を聞くと、このあたりは非常に静かな住宅街で、夜になるとほとんど人通りもないということです。『大きな物音や人の声などが聞こえたら必ず耳にするはずだ』と話を聞くことができました。

■「なぜこんなことになってしまったのか」親交の深かった友人

さらに澄惠さんと親交の深かった友人に話を聞くと、澄惠さんは非常に明るく朗らかな人柄だったそうです。『なぜこんなことになってしまったのか』という非常につらい胸の内を語ってくださいました。

また、その方は澄惠さんの親戚の方とも親交があるそうで、その親戚の方が最後に澄惠さんに会ったのが5月初旬だという情報も入ってきました。その際には『何かトラブルを抱えたり、大きな悩みを抱えたりしている様子を確認することはできなかった』と話していました。

(Q:家の外で見つかった血痕はどのあたりにあったのか?)
【川島壮雄アナウンサー】「そのあたりもまだ確認できていません。この付近を見る限り、住宅街にはあまり防犯カメラがある家が見当たりませんでした。少し離れたところの自宅に防犯カメラがあって話を聞きにこられたという付近の方々の話はあったのですが、特に新しい情報はなかったということでした」

(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!2026年5月20日放送)

関西テレビ
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