鳥取市の70代の女性が、警察官や検察官を名乗る男らによる「ニセ警察詐欺」の被害にあい、現金600万円をだまし取られたことが分かりました。
鳥取県警によると、被害にあった女性は2026年4月25日に、固定電話に宅配業者の社員を名乗る男から電話を受け、「(女性の名前で)北海道の人に荷物が送られており、2月と3月にも取り扱いがある。不審に思い中身を確認すると現金が入っていた」などと告げられたといいます。
女性が身に覚えがないと答えると、男は「名前が勝手に使われている可能性がある。
北海道警察に連絡する」と述べ、電話の相手が北海道警察の警察官を名乗る男に替わりました。
男は女性に対し、「詐欺事件の犯人を捕まえており、口座を多数押収している」と述べた上で、その中に女性名義の口座があり、犯人は女性から口座を買ったなどと告げ、「事件に関与している疑いがあり、重要参考人だ」などと説明したということです。
さらに「持っている口座と残高を教えてほしい」と求られた女性は、所有口座と残高を伝えたということです。
その後、電話は検察官を名のる男に替わり、男は「口座に悪い金が流れていないか調査する必要がある」などとして、口座から現金を出金するよう指示。
女性はこの指示に従い、合計600万円の現金を引き出した後、4月30日に「出金した現金を新聞紙で包んで紙袋に入れ、玄関先に置いてほしい。捜査員が取りにいく」との連絡に従ったということです。
その後、男と連絡が取れなくなったことから詐欺被害に遭ったことに気付いたとしています。
県警は被害防止対策として、以下の点を挙げて注意を呼びかけています。
・警察官や検察官を名のり、捜査名目でお金をだまし取るニセ警察詐欺が多発している。
・警察官や検察官が電話で口座情報や残高を聞くことはない。
・警察官や検察官がお金を自宅に保管するよう指示したり、お金の回収に行くことは絶対にない。