冷蔵庫でも冷凍庫でもない、野菜や果物を長期保存できる新しいシステムが熊本市の市場に導入されました。不作に備え保存することで価格の安定につながることが期待されます。
熊本市北区の植木青果市場に導入されたのは約1500平方メートルの大型保冷庫
『ZEROCO』です。
去年から実証実験を行う中でこのほど、市場内に新たに設けられました。
【中原理菜アナウンサー】
「庫内の温度はおよそ0度。かなり寒いです。でもこの温度と湿度が野菜の鮮度を保つための重要なポイントです」
『ZEROCO』は雪の中で保存する『雪下野菜』をヒントに東京の会社が開発した
温度約0度、湿度100%弱を保つ鮮度保持技術です。
従来の冷蔵庫と比べるとその差は歴然。野菜や果物などの生鮮食品を新鮮なまま
長期間保存でき食材の甘みや旨味をも引き出すといいます。
猛暑などによる不作に備えた長期保存ができ計画的に出荷することで価格も安定することが期待されます。
【ZEROCO 楠本 修二郎社長】
「消費者も(価格の)乱高下に悩まされることなく安定的に食卓に安価に野菜や果物を届けられる」
【植木青果市場 渡辺美佐子 社長】
「自然環境が厳しい中、一次産業の方は大変な苦労がある。価格の安定、安定供給が一番の目的。生産者が後継者が次々と生まれ、やりがいにつながるような ものを求めて導入した」
植木青果市場は、まずはニンジンやタマネギなど1年を通して食卓に上がる野菜を中心に保存、出荷したいとしています。