「好きなんですけど、“やらされている”と感じた瞬間に、全部しんどくなります」
たとえば、大好きなゲームでも「今日から1日8時間やること。1日の終わりには経過報告と改善点を提出すること」と言われたらやる気を失います。それでも、多くの企業は「マネジメント」を目的に、近しいことを続けざるを得ません。
同じ仕事でも大丈夫!と思えるのは
一方で、「同じ仕事でも、自分からやっていると思えるときは大丈夫なんです」、そう話す人もいます。「頑張っている」と「頑張らされている」、言葉は似ていても、感じ方は別物です。
それは、主語が「自分」にあるかどうか。その違いだけです。ときどき立ち止まって、自分にこう聞いてみてください。
「私は今、この仕事を自分で選んでやっているだろうか?」
このひと言で気づける「無理」や、改善できる「状態」があります。「頑張っている」と「頑張らされている」の違い、これを見分けるには、目安になる考え方があります。
それは、「この働き方を、身近な人にもすすめられるかどうか」です。そう考えたときに、「それはちょっと……」と感じるなら、少し無理をしているサインかもしれません。
キャリアや働き方の話で強調されがちな「攻め」や「挑戦」は結果です。
問うべきは「何があれば攻められるのか。挑戦できるのか」です。原因は「守り」です。つまり、「守れている人から攻められる」のです。
佐野創太
「退職学(R)(resignology)」の研究家/メルマガ「キャリアの休憩室」編集長。著書、監修書に『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職思考法』(サンマー
ク出版)、『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)、『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本(知りたいことシリーズ)』(主婦の友社)がある。

