「好きなんですけど、“やらされている”と感じた瞬間に、全部しんどくなります」

たとえば、大好きなゲームでも「今日から1日8時間やること。1日の終わりには経過報告と改善点を提出すること」と言われたらやる気を失います。それでも、多くの企業は「マネジメント」を目的に、近しいことを続けざるを得ません。

同じ仕事でも大丈夫!と思えるのは

一方で、「同じ仕事でも、自分からやっていると思えるときは大丈夫なんです」、そう話す人もいます。「頑張っている」と「頑張らされている」、言葉は似ていても、感じ方は別物です。

それは、主語が「自分」にあるかどうか。その違いだけです。ときどき立ち止まって、自分にこう聞いてみてください。

「私は今、この仕事を自分で選んでやっているだろうか?」

このひと言で気づける「無理」や、改善できる「状態」があります。「頑張っている」と「頑張らされている」の違い、これを見分けるには、目安になる考え方があります。

それは、「この働き方を、身近な人にもすすめられるかどうか」です。そう考えたときに、「それはちょっと……」と感じるなら、少し無理をしているサインかもしれません。

キャリアや働き方の話で強調されがちな「攻め」や「挑戦」は結果です。

問うべきは「何があれば攻められるのか。挑戦できるのか」です。原因は「守り」です。つまり、「守れている人から攻められる」のです。

『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)

佐野創太
「退職学(R)(resignology)」の研究家/メルマガ「キャリアの休憩室」編集長。著書、監修書に『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職思考法』(サンマー
ク出版)、『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)、『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本(知りたいことシリーズ)』(主婦の友社)がある。

佐野創太
佐野創太

「退職学(R)(resignology)」の研究家/メルマガ「キャリアの休憩室」編集長1988年、静岡県浜松市生まれ、神奈川県横浜市育ち。慶應義塾大学法学部政治学科を卒業後、2012年に大手総合人材系企業に新卒入社。転職エージェントとしてベンチャー企業から大手企業の中途採用と求職者の転職を支援する。その後シンクタンクに転職するも1カ月で早期退職。前職に契約社員として出戻り、新規事業の責任者として求人プラットフォームを立ち上げ、Webメディアの編集長と採用担当を兼務する。介護離職を機に2017年、退職学®の研究家として独立。自身が「会社辞めたい」ループに陥った経験と、のべ1500名以上のキャリア相談から、「退職後も声をかけられる最高の会社の辞め方」を体系化した。ミュージシャンや経営者へのインタビュー、大手結婚相談所のオウンドメディア編集長、キー局の新サービス立ち上げなど、メディアと編集の現場を渡り歩く中で生成AIの可能性に注目。自分の仕事をAIに自分から置き換える「AI退職」を実践しながら、2022年からAIコンサルタントとしても活動。地方新聞社の新規事業開発、地方銀行のAI導入、出版ゼミのAIサービスの立案、大手人材系企業の採用広報AI制作などを手がけることで、人間らしい働き方を探る実験を続けている。著書、監修書に『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職思考法』(サンマーク出版)、『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)、『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本(知りたいことシリーズ)』(主婦の友社)がある。妻と子どもの3人暮らし。GLAYが好き