福岡県の太宰府天満宮で11日、御神木の梅の実を収穫する「飛梅ちぎり神事」が執り行われました。
神事では神職が竹ざおを使って御神木の「飛梅」の枝を揺らし、その実を巫女が拾いあげました。
11日に採取された実はわずか1個で、前日までに収穫したものをあわせても8個と、ここ10年で最も少なくなりました。
太宰府天満宮によりますと、雨が少なかったことや、飛梅の木が仮殿の裏手にあって日当たりが悪かったことなどが影響しているとみられるということです。
◆太宰府天満宮 巫女 西村柊花さん(21)
「この梅の実を縫製した御守りを受けた方の幸せを祈りながら、大切にご奉仕させていただきました」
その後、仮殿に奉納された飛梅の実は、「飛梅御守」に加工され、1つ10万円で参拝者に授与されるということです。
◆記者リポート
「飛梅が奉納された仮殿、3年程前に完成しましたが、間もなく見納めとなります」
来年執り行われる「式年大祭」を前に、124年ぶりの大規模改修を進めている太宰府天満宮。
今週、本殿の改修工事が完了し、仮殿が役目を終えます。
◆太宰府天満宮 真木智也 権禰宜
「約3年間、仮殿で天神様にお過ごしいただいたので寂しい思いはある。まもなく天神様が本殿にお帰りになられますので、ぜひ仮殿でお参りいただいて、その後は本殿でお参りいただければ」
3年間で約3000万人の参拝者を迎えてきた仮殿の屋根の森は豊かさを増し、初夏に青々と茂る木々が新たな風景を生み出しています。
◆参拝者(千葉から)
「めちゃめちゃおしゃれ。これが見られたのはラッキー。次来た時には本殿も見られたらより良いかな」
◆参拝者(地元)
「この光景が普通になってきていたところで見られなくなる。毎年、お正月に来ているが『寂しくなるな』と思って最後に見に来ました」
仮殿での参拝は16日までで、間もなく見納めになります。