山陰にも広がっている中東情勢の影響です。
もはや影響を受けていない分野はないと言えるほどの状況ですが、資材の値上がりや納期の未定などに苦しむ水道工事関連の企業の現状を取材しました。

水道や住宅の水回りの工事を手がける米子市の三徳興産。
複数の取引先から相次いでいる通知が…

三徳興産・小林徹也専務:
「プラスチックを原料としている『塩ビパイプ』です。『供給数量や時期について確約を申し上げられる状況にございません』と明記されている」

「納期未定」や「値上げ」の連絡があったのが、「塩ビパイプ」。
正式名称は「硬質ポリ塩化ビニル管」という石油由来のエチレンから作られる資材で、水道管や排水管などに使われます。
この会社にとっては欠かせない資材ですが、中東情勢の影響で、3月と比べ約4割値上がり、4月に発注したものも約1カ月経ってようやく届くなど、入手しづらくなっています。

Q:どのくらいの期間もつ量?
三徳興産・小林徹也専務:
「1か月もつか持たないくらい。今までなら2、3日前に頼めば、これぐらいの量はある程度揃えることはできたので、大変困惑している」

影響が長期化し、資材が入ってこなければ、工事そのものができなくなるおそれもあり、頭を抱えています。

三徳興産・小林徹也専務:
「工事が完成してからの資金回収になるので、そのサイクルが長くなると経営を圧迫してくる。流通の正常化が一番の願い」

混迷を極める中東情勢。
私たちの生活を支えるインフラ事業にも深刻な影を落としつつあります。

TSKさんいん中央テレビ
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