“誤作動”への不安が浮き彫りに
実際の運転で、どのような場合に誤作動の恐れがあるのか。
自動ブレーキを「オフ」にすることがあるというドライバーに、普段どのように運転しているかを見せてもらった。
運転席にある5つのボタンの真ん中を押すと、自動ブレーキシステムがオフになるという。

運転手:
誤作動が起きて急ブレーキを踏まれちゃうと、荷物がずれたりして困る。荷物を積んだときには、逆にオフにして走っている。雨が降っていたりとか、草(や木)が生えたりしていると、それに反応して誤作動が起きやすい。
合流時に前の車と近いと誤作動を起こしてブレーキがかかることもあるという。荷崩れには注意しており、荷物の隙間に青い緩衝材を丁寧に挟んでいる。

外見が傷つくと納品できなくなることが多いといい、医薬品など高価なものを破損した場合には、数千万円の賠償を求められるケースもあるという。
「オフ」常態化 国の見解は
自動ブレーキによって、追突死亡事故を9割減らすことができるとの推計もある。しかし、現場では誤作動などから日常的な業務に支障をきたすとの理由で、必ずしも作動させていない場合がある。
このような実態について国交省は、「使用する環境や条件によっては、意図しない場面で作動することがある」と説明。自動ブレーキをオフにできないように、作動を義務化する考えはないか聞くと、「国際基準を採用している」として、現時点で義務化する考えはないとした。

今後、自動ブレーキがどう使われていくべきか事故の調査結果も踏まえた上で、踏み込んだ検討をしていく必要がある。
(「イット!」5月6日放送より)
