水俣病が公式に確認されてから1日で70年です。石原 宏高環境大臣は4月30日から水俣入りし、被害者団体などと懇談。このあと午後から犠牲者慰霊式に参列します。

4月30日就任後初めて水俣入りした石原大臣は胎児性患者が暮らす施設などを訪問後、夕方から『水俣病被害者・支援者連絡会』に所属する6つの団体と懇談。山下 善寛代表は「肝心の患者認定制度の問題、差別の問題など課題は山積している」と述べ、共同でまとめた要求書を石原大臣と木村知事に手渡しました。

また、国が今年度から実施するメチル水銀の影響を調べるための不知火海沿岸住民への『健康調査』についても議論が紛糾。団体側が「被害実態の解明や患者の掘り起こしにつながらない」と脳磁計とMRIを使った検査手法の中止を求めたのに対し、石原大臣は「意見が合わないところも何とか埋めていきたい」と発言しました。

【石原 宏高環境大臣】
「脳磁計やMRIの検査がふさわしいと有識者から言われている。なかなか団体の方と意見が合わないところがあるが、理解いただきながら進めたい」

【水俣病被害者・支援者連絡会 山下 善寛 代表】
「特措法は『あたうかぎり救済する』と。そのための健康調査であるべき。
被害の実態・拡大等についてはわからないと思う。何のための70年か。 単なる通過点だという認識だと思う」

1日は未認定患者でつくる『水俣病患者連合』など2つの団体と石原大臣との懇談が行われ、このあと午後1時半からはエコパーク水俣の慰霊碑の前で『犠牲者慰霊式』が営まれます。

テレビ熊本
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