秋田県内でクマの目撃が29日も相次ぎました。

 午前10時10分ごろ、秋田市飯島の秋田港の北防波堤を訪れていた釣り客から「パイプラインの上にクマがいる」と警察に通報がありました。

 警察によりますと、クマは体長約1メートル。北防波堤から陸上に上がり、周辺のやぶに入ったところから行方がわからなくなっています。

 この日は無料開放され、多くの釣り客が訪れていた北防波堤。

 管理や運営を行っている『秋田港有効利活用協会』によりますと、クマが目撃されたのは釣り客が全員参加する津波避難訓練の直後で、全員速やかに車に避難させてから堤防を緊急閉鎖したということです。

 協会では、クマスプレーの設置や防波堤に続くゲートを2重の鎖で閉じておくこと、スピーカーでラジオを流すなど、クマ対策を万全にしていたとしています。

 釣りをしていた男性は「いつも北防波堤に行くが、クマが出たから早く帰れと言われた。やっぱり恐怖しかないよね。(釣り場には)スタッフがたくさんいるから、何かあればすぐに退避してくれと言われる。釣り道具や魚より命の方が大事。命あっての釣りだから」と語った。

 また、北防波堤でクマが目撃される約1時間前には、700メートルほど離れたコンテナ施設でもクマの姿が確認されています。

 クマはコンテナ施設内に侵入した後、再びフェンスの外に出て海の方向に立ち去ったということです。この近くではクマが海に飛び込み泳いでいるのを見た人もいますが、防波堤で目撃されたクマと同一の個体かはわかっていません。

 さらに潟上市の国道101号で撮影されたドライブレコーダーに映っていたのは、左側から突如として現れた黒い物体。車のすぐ前をすり抜けて、道路を横切って行ったクマの姿でした。

 現場は小学校から南東に約2キロメートルの車通りの多い国道で、クマが走ってきた方向には住宅街が広がっています。

 目撃現場周辺の住民は「直接(クマを)目撃したことは今までなかった。職場の人とかおばあちゃんにクマが危ないから一人で行動しないようにと声掛けはしている」と語っていました。

 ゴールデンウィークで私たちの行動範囲が広がる中、これまで以上にクマとの遭遇に細心の注意が必要です。

秋田テレビ
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