秋田県横手市では29日、名物行事の『たらいこぎ競争』が開かれました。池の上を必死に進む参加者の姿に、会場には歓声が響きました。
お隣の大仙市からの参加者は「初めて参加する。少し緊張するが、頑張りたい」と意気込みを語る一方、地元の横手市からの参加者は「人生のネタ作りとして頑張る」と述べるなど、参加のきっかけはいろいろです。
大正時代初期から続くとされる『たらいこぎ競争』は、直径90センチ、深さ40センチのたらいに乗り、両手をオールのようにこぎながら池を進みます。
その距離は約42.195メートル。
29日は県内外から計47人が参加。『男性の部』と『女性の部』、それに小学4年生から出場できる『小学生の部』でゴールまでのタイムを競います。
参加者たちは一生懸命たらいをこぎ進めますが、少しバランスを崩すだけでくるりと回転し、転覆してしまう人も見られました。
それでも、ゴールを目指す姿に観客からは大きな拍手が送られます。
立川愛莉アナウンサーも飛び入り参加させてもらい挑戦しましたが、スタート直後から思うよう進みません。子供からの声援を受けながらたらいを必死にこいでいきますが、残念ながら完走とはなりませんでした。
最年長の男性(73)は「楽しかった。コツはただこぐだけ」と『たらいこぎ』の極意を話していました。
また2回目の挑戦という参加者は「またもたらいから落ちて悔しい。来年は落ちないようにしたい」と早くも次を見つめてました。一方、初参加の女性は「最後までたらいをこぐことができず、途中から平泳ぎになってしまった。来年もたらいこぎ競争に出場し、あわよくば総合優勝を狙えたい」と話していました。