新潟県立高校3年の柔道部に所属していた男子生徒が自殺した問題で、県教育委員会の第三者委員会が調査報告書をとりまとめた。報告書では、部活の監督による行き過ぎた指導が原因と認定された。
■柔道部の高3男子生徒 自殺の原因は“行きすぎた指導”
新潟県立高校の柔道部に所属していた3年の男子生徒が2024年に自殺した問題についての調査報告書をとりまとめた県教育委員会の第三者委員会。
報告書では当時、柔道部の監督だった男性教師による行きすぎた指導が自殺の主な原因とする“指導死”に認定。
県教育委員会によると、第三者委員会が指導死と認定したのは県内では初めてだという。
■組織的な危機管理体制に課題「学校の責任も非常に大きい」
今回の第三者委員会の報告を受け、県教育委員会は遺族に向けて謝罪した。
報告書では、柔道部には監督の他に3人の副顧問がいたにも関わらず、部活動にほとんど関与しておらず、組織的な危機管理体制に課題があったと指摘。
また、スクールカウンセラーなどが介入していれば今回のような事態を防げた可能性があるとしている。
第三者委員会の岩渕浩部会長は、「学校の教員の指導が直接的である。それを許し、それを是正できなかったという意味合いで学校の責任も非常に大きなものがある」と学校の体制を非難した。
■県教委「再発防止に全力で取り組んでいく」
第三者委員会の報告書を受け、太田勇二県教育長は「県教育委員会としても大変重く受け止めております。今後は再発防止に全力で取り組んでいきたい」と話した。
県教委は今後、各学校の部活動に関する実態調査を実施するなど再発防止に取り組むとしていて、近く遺族のもとに直接謝罪に訪れる方針だ。