26年1月、新潟県南魚沼市の工場で心肺停止となった男性を救助したとして同僚5人に消防から感謝状が贈られた。男性の命を助けたのは、5人の迅速な連係プレーだった。
工場の従業員5人に感謝状
南魚沼市にある印刷機メーカー・マイクロテックの工場で従業員5人に消防から感謝状が手渡された。

工場では26年1月14日昼すぎ、外で雪かきを終えた50代男性従業員が会議中に突然倒れ、心肺停止の状態に。
そこで輝いたのが、同僚5人による通報からAEDの活用までの迅速で切れ目のない連係プレーだった。
同僚の命を救った“連携プレー”
男性を発見して事務所に人を呼んだ山田雅也さんは「いきなり横にバタンと倒れて、苦しい息をしながら、もだえるという感じだった」と当時を振り返る。
そして、若槻智美さんが119番通報した。「通報の際に『呼吸していますか』と聞かれた。呼吸していなかったので『すぐ胸部のマッサージしてください』と言われて、それを伝えてやっていただいた」
当時、工場にAEDはなかったが、原澤愛さんが「自分にできるのはAEDかと思って、気がついたままに隣に走って行った」と向かいの工場からAEDを借りてきた。
そして、笠原早人さんがAEDを操作。「自分ができることは全部やろうと思った。電気ショックでちょっと体が動いてマッサージして、その時ちょっと蘇生しかかった」
ともにAEDを操作した佐藤啓人さんは「回復したという一報をもらった時は本当に安心した」と振り返る。
5人の連係プレーで男性は一命を取り留め、翌月には職場に復帰したという。
南魚沼市消防本部の戸田和徳消防長は「大変勇気のある行動だと思うし、ありがたく感じている」と話した。
この工場ではその後、AEDを購入したという。
消防は救急講習会で今回の連係プレーを成功事例として紹介し、AEDの活用を促進していきたいとしている。
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