祝日の4月29日から、ゴールデンウイークという方もいると思います。一方、全国からの観光客を受け入れる、宮城県内の観光地では27日に終了した、「後発地震注意情報」の影響が残っていました。
記者リポート
「29日の松島はあいにくの空模様ですが、遊覧船を楽しむ人の姿などがみられます」
祝日の29日、松島には宮城県内外から訪れた観光客の姿がありました。一方で…。
福島から
「こういうところ(沿岸部)に来るたびに、もし地震があったらと考えるようにはなりました。いざ地震がきたら高台に逃げればと考えて、観光しに来た」
一部の観光客からは20日の地震に伴い発表され、27日に終了した、「後発地震注意情報」を受けて、不安の声が聞かれました。
遊覧船の運航会社では地震が発生した際のマニュアルを策定し、日頃から備えは徹底していると話しますが…。
松島島巡り観光船企業組合 郷家雅章理事
「客は普段と比べると全体的に減っている。天気の悪さや寒さもあるが、最近地震が多く皆さん控えているのかな」
影響は宿泊施設にも…。
小松館好風亭 小松篤司社長
「20日の地震の発生から1週間少しで約100件のキャンセルが来まして、営業的には大ダメージを受けてしまった」
さらに、イラン情勢による物価高も経営に打撃を与えているといいます。
小松館好風亭 小松篤司社長
「原油高で物価が上昇しているが、宿泊料金への転嫁が難しく、値上げすることができない。その中で、地震でお客様が減ってしまうと経営として難しくなる」
一方、非常用の発電機を準備して、津波注意報や警報が発表された場合のマニュアルも策定していることから、「安心して来てほしい」と話します。
小松館好風亭 小松篤司社長
「耐震工事も行いまして、建物の強化を図るとともに発電機や備品も用意してますので、安心してぜひ来ていただきたい」
一方、東日本大震災の脅威を後世に伝える震災遺構の担当者は「今だからこそ訪れてもらい、防災の重要性を認識してほしい」と話しています。
「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」です。
祝日の4月29日は、県外からも家族連れなどが訪れていました。
大阪から
「(20日の地震を受けて)来るのも少し怖かったが、一回ここを見てみたいと思った」
一方、施設によりますと、「後発地震注意情報」の発表を受けて、団体のキャンセルが出るなど、この時期の来場者としては例年より減少しています。
それでも…。
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館 熊谷心副館長
「後発地震注意情報が出るなどして沿岸部に来るのを控えていた人もいると思うが、実際に地震・津波によって被害を受けたところを見てもらって、多くの人たちに再度、防災の重要性を認識してほしい」
ゴールデンウイーク期間中は、中高生による語り部なども予定されています。