北海道電力は4月28日、泊原子力発電所で建設中の防潮堤が完成する時期について、当初より4か月ほど遅れる見通しを明らかにしました。
この防潮堤は、泊原発を再稼働させるために必要な津波対策として、2024年3月から建設工事が始まり、3年ほどで完成する予定でした。
北電の斎藤晋社長は28日に開かれた会見で、「3年4か月程度を要する可能性があると考えている」と述べたうえで、遅延の理由として「今冬の作業において、暴風雪による視界不良やクレーン作業の中止、安全性向上を追求する観点で発生した追加工事」などを挙げました。
これにより防潮堤の完成は2027年7月~8月ごろになる見通しです。
2025年、原子力規制員会の安全審査に合格し、道と立地・周辺4町村による地元同意を得た泊原発3号機。2027年早期の再稼働を目指していましたが、工期の遅れで、再稼働は早くても2027年後半にずれこむということです。
齊藤社長は、再稼働の時期を「今年の夏ぐらいに公表する」としていて、現在から11%ほど(月約1000円)引き下げると説明している電気料金の値下げ時期は、「2028年以降になる可能性もある。少しでも早く工事を終わらせたい」とコメントしました。