FCC(アメリカの連邦通信委員会)はABCテレビに対し、放送免許の更新申請を前倒しで行うよう命じました。
番組でトランプ大統領の妻、メラニア夫人に言及した内容をめぐる報復との見方があります。
FCCは28日、通信法やFCCの規則で定める「違法な差別の禁止」にABCテレビが違反している可能性を調査する一環として、本来の更新時期を待たずに免許更新の申請を求める決定を下しました。
FCCが放送局の免許更新を早めることは異例ですが、「規則上、調査に必要と認めた場合は可能だ」と説明しています。
ABCテレビではコメディアンのジミー・キンメル氏(58)がホワイトハウス特派員の夕食会を題材にしたパロディーの中で、メラニア夫人をやゆする内容を放送したことを受け、トランプ大統領らが27日、ABCに対し、キンメル氏の解雇を求めました。
しかし、番組は27日も通常通り放送され、キンメル氏は発言の意図を説明したうえで、「我々アメリカ人には『言論の自由』が保障されている」と述べていました。
CNNテレビは今回のFCCの決定について、「ABCが番組を放送し続け、トランプ氏の圧力に抵抗したことへの報復と受け止める見方が広がっている」と伝えています。