4月29日からのゴールデンウィーク。アウトドアで楽しむ人たちも大勢いると思う。アウトドアで気になるのは、目撃情報が増え続けているいるクマ。福島県内では4月としては異例の「ツキノワグマ出没特別注意報」を発令し、クマに警戒している。
■クマ鈴をつけて登山
4月26日福島県桑折町の半田山で行われた山開き。
登山道に響いていたのが鈴の音だ。500人を超える登山者の多くが鈴を付けてクマ対策をしながら登山を楽しんでいた。
「鈴は付けてますけども、今回これだけ人がいれば大丈夫だと思って」「クマ鈴ですかね。(クマ鈴を持って毎回登られる)あとはしゃべりながら…」と登山者は話す。
山開きが行われた同じ日、福島市の山林では山菜採りをしていた男性がクマに襲われ両足にケガを負う事象も発生した。
■アウトドアコーナーにクマ対策グッズ
山登りを初めとしたアウトドア商品が並ぶコーナー。クマ対策関連の商品も並んでいる。クマの出没が増え始めた2025年秋ぐらいからクマ対策グッズの需要も拡大しているという。
スーパースポーツゼビオL-Breathの中村由起さんは「去年のクマ騒動があった時から皆さん結構意識して、お店の方でクマ関連グッズ探されてる方は多いかなという印象はあるんですが」と話す。
■大音量でクマを撃退
クマスプレーやクマ鈴などの他、最近売れているのがこちらの商品。猟犬の鳴き声や、爆竹などの音を車のクラクションにも相当する音量で流すことができる。
スーパースポーツゼビオの中村さんは「クマ鈴の音だけじゃなくて、ホーンで色んな音を出してあげるというのもひとつ対策としては効果的なのかなとは思います」という。
■山の専門家も警戒
アウトドアが盛んになるこれからの季節。山に詳しい専門家も注意を促している。
「昨年からねこの異常な状態というところでは、まあかなり警戒をしてしてるところなんですけど」とクマへの警戒を強めているのは、トレイルランナー歴20年以上のMt.mafuproject代表・眞舩孝道(まふねたかみち)さん。4月に郡山市で「山に入る心がまえ」を学ぶシンポジウムなども企画。山でクマの被害に遭わないためにはどうすればいいのか、眞舩さんは3つのポイントを指摘する。
■山で熊の被害に遭わないために
<事前の注意>
「天候もそうですけどもフィールドの状況だったり、現在ですとクマの出没状況だったりとか近隣も含めてですね、そのあたりの情報を事前にしっかり下調べしていくというのはより大切なことになってくるかなと」と眞舩さんは話す。
SNSやホームページなどで行く場所を調べることで、最近クマが出没していないかはある程度知ることができる。
<自分の存在を知らせる>
「鉢合わせにならないようにということを前提に、しっかりとクマ鈴であったりとか、ラジオをかけたりとか手を叩いたりとか、声を出したりとか、心細いなというところでは少し声を出したりとかっていうことはとても大切だなと感じています」という。
<ハイカー同士のコミュニケーション>
ハイカー同士でクマやその痕跡についてリアルなクマ情報を交換することで、より安全にレジャーを楽しむことができるようになる。
「クマらしいものをみたよとなれば、わざわざそこに近づくことはないと思いますので、そういうハイカー同士のコミュニケーションというのも大切になってくると思いますね。クマが怖いなというだけでアウトドアスポーツ、アウトドア協会が衰退してしまうようではわたしも寂しい所なので、みんなで考えて行けたらいいなと思いますね」と眞舩さんは話した。