福島県喜多方市では大規模な山火事の鎮圧から一夜明け、少しずつ日常が戻ってきている。
■臨時休校の小学校が再開
「おはようございます、元気だった?」喜多方市塩川町の駒形(こまがた)小学校では、4月28日朝、子どもたちが元気に登校した。この地域では26日、山林火災が発生し178世帯に避難指示が出された。そして28日午後3時にようやく鎮火。避難指示が前日27日に解除されたことを受けて、学校も28日から再開した。
喜多方市立駒形小学校の高橋俊充校長は「災害というのはいつ起きるかわかりませんので、その辺の心構えだとか対応の仕方は継続して指導していきたいと思います」と話す。(※「高」は正式にははしごだか)
■寝たきりの兄と避難
突然やってくる災害…その対応を改めて考えさせられた人もいる。
「それね、全部ここのだから。さっき。全部ここのなんです」
27日、自宅に戻る準備に追われていた齋藤ひまわりさん(73)。寝たきりの兄・佳久さん(77)と福祉避難所に避難していたが、この判断にはためらいもあったという。
避難所から自宅に戻ってきた齋藤さんは「(避難所が)ベッドでないと難しいんですということと、もし移動するときに1人や2人では移動できないですね」と話す。
■地域との連携が必要
駐在の警察官に促されて避難したという齋藤さんだが、普段からの心構えと地域との連携が必要だと実感した。齋藤さんは「もし風向きがこうじゃなくて、こういうふうに途中で変わったら、うちも焼けてたかもしれないと感じます。自分たちだけであれやこれやと考えるんじゃなくて、相談するところがあれば、すぐ相談するのがいいんじゃないかなと思いました」と話す。
5月1日まではまとまった雨が降らないと予想される福島県内。火の取り扱いには引き続き注意が必要だ。