先行きの見えない中東情勢、その影響は様々な分野に及んでいます。
島根県出雲市の特産「出西生姜」、今シーズンの植え付け作業が4月28日から始まりました。
中東情勢の思わぬ影響に、農家も困惑しています。

出雲市斐川町の出西地区だけで収獲される特産「出西生姜」、今シーズンの植え付け作業が始まりました。
28日は、約5アールの畑で出西生姜組合の生産者3人が、2025年に収獲された「種しょうが」を一つ一つ手作業で植え付けていきました。

出西生姜は、水はけの良い土壌や気候など条件が適したここ出西地区だけで栽培され、繊維の柔らかさや甘味も感じられる辛さが特徴です。
植え付け作業は今週末まで続き、今シーズンは2025年を1.2トン上回る3トンの収穫を目指しています。

ただ、農家にとっては不安の中での栽培スタート。
というのも…。

中村友香記者:
野菜の栽培にかかせないビニールハウスの供給も現在、ストップしているということです。

植え付けた株の保温に使うハウス用のビニールシートなど石油由来の資材が入手できない状況で、作柄への影響を心配しています。

たぐちファーム・田口裕一郎農場長:
ビニールがまったく手に入らない、予約すらできない。

加えて、出荷に使う包装用の資材も品薄で、メーカーに注文しても受付がキャンセルされ、取り寄せもできないということです。
多くの資材を石油製品に頼る今、価格高騰に加え、中東情勢の緊迫化による供給への影響がしょうが農家にも及んでいました。

たぐちファーム・田口裕一郎農場長:
農業界もこのまま続く、作れない、売れない、流通ができないというのが近づいている。

出西生姜の収穫は、順調に生育すれば7月中ごろ、先行きの見えない中東情勢に農家も気をもんでいます。

TSKさんいん中央テレビ
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