ドラマでも話題の「宇宙食」についてです。

福岡で開発中の宇宙食を現役の宇宙飛行士が試食するイベントが行われました。

フジテレビ系列(TNC)で毎週月曜よる9時から放送中のドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」。

教師と高校生が世代を超えて“宇宙食開発”という大きな夢に挑戦した、奇跡のような実話をもとにしたドラマです。

そんな“宇宙食開発”の話は、ここ福岡でも盛り上がりを見せています。

福岡市・天神の福岡アメリカンセンター。

アメリカと日本の国旗がかかげられた会場にやってきたのは、チェル・リンドグレン博士。

実はこの人…

◆NASA チェル・リンドグレン博士
「私が初めて宇宙に飛び立ったのが2015年のことです。カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロケットで打ち上げられました」

2015年と2022年に国際宇宙ステーションでの長期滞在を経験したNASAの宇宙飛行士です。

そんなリンドグレン博士を招き、福岡の企業が開発を進めている「宇宙食」の試食会が行われました。

その様子を緊張した面持ちで見つめていたのが、福栄組合の中垣社長です。

福岡県久留米市を拠点に福岡県のブランド地鶏「はかた地どり」を生産・販売しています。

◆福栄組合 中垣誠 社長
「日本国内で『はかた地どり』を売っていて、もう宇宙まで行っちゃうと思ったら感無量です」

4月1日、開発した「はかた地どりともち麦のお粥」がJAXAから宇宙日本食として認証を受けました。

現在、日本国内で宇宙食として認められたものは52品目に上りますが、九州では初の快挙です。

認証まで4年近くを費やした商品、それを現役の宇宙飛行士に食べてもらえるとあって緊張していました。

試食会には福栄組合の「おかゆ」をはじめ、県内企業が開発中の6種類の宇宙食候補が並びました。

中垣社長の「おかゆ」は口に合うのでしょうか。

◆NASA チェル・リンドグレン博士
「“delicious”は日本語で何と言う?おいしい!」

中垣社長もほっとした様子です。

◆NASA チェル・リンドグレン博士
「本当にスペースステーションで食べてみたいと思います。地球上でも食べてみたい」

中垣社長は宇宙食としての自信を深めましたが、目指しているのはこれだけではないと言います。

◆福栄組合 中垣誠 社長
「宇宙は狭い世界で生きなければならないという環境。災害も長期保存ができないとという意味で環境的には似ているので、災害食(の認証を)取ることが次の目標になっています」

宇宙食開発で磨かれた技術をいかして、万が一の時に私たちの命を守る「災害食」に。

夢の舞台を足がかりに、福岡の企業の挑戦は続いています。

テレビ西日本
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