天下をほぼ手中にした秀吉の弟として百万石の大大名となった秀長。自身の居城は郡山城とし、その南を守る要として大改修を施したのが高取城でした。標高584m、比高390m。城下町から徒歩で向かうと、2時間近くかかる山中にあります。
6万平方メートルもの城内に大小の天守、27の櫓、33の門。そして、おそらく全国の山城の中でも、その石垣の規模やバリエーションの豊富さは、「山城日本一の石垣」といっても過言ではありません。さらに素晴らしいのが、大半が見上げるような高石垣で、しかも残存状態が極めて良好なことです。
壁のように立ちはだかる高石垣には、ただただ息を呑むばかり。竹田城とは異なり、城域は切り立った尾根上ではなく、山肌を覆い尽くすように広がっています。
その大半が緑に覆われており、木漏れ日も相まってミステリアスな雰囲気も醸し出しています。
