高校野球、夏の前哨戦。春の島根県大会。
グラウンドに映えるブルー。彼らは、津和野高校野球部。
このチームを束ねるのは…。
津和野高校野球部・上田 彩葉主将:
最後の最後まで、男子の中でやるか、(他校の)女子野球部に入るか悩みました。
甲子園一緒に目指したいって思いが強かったので。
チーム唯一の女子選手、そしてキャプテンの上田彩葉(いろは)さん。
女子選手は公式戦に出場できないため…。
上田主将:
自信持って!自信持って!
大会では、選手に指示を送る記録員としてベンチ入り。
上田主将:
サード、ショート行くよ!
上田 彩葉主将:
守備は、攻めの守備でやっていて。全員が全力で思い切ってプレーできるように声掛けを頑張りました。
この「攻めの守備」。3年前に就任した植田悟監督が提唱するもの。
植田悟監督:
ボールを持っているチーム、ボールを持っている側が守備の競技ってあんまりないんですよね。だいたいボール持っている方が得点取ったり、攻めてる方なんです。だから、失点をしなければ負けない。攻めの守りでやっていく。
2016年夏に出雲高校を夏の甲子園に、2020年には平田高校を21世紀枠で春の選抜へと導いた植田監督。
植田悟監督:
野球はどうしても点を取られないように、フォアボール出さないように、エラーをしないようにってやりがちなんだけど、ボール持っている方が、9人で守っている方が、バッターは1人なんだから普通にやれば守備側が勝てますよ。負けませんよ。
この指導のもと、守備力強化に励む津和野。
上田彩葉主将:
守りやすいように、(今日の試合は)どこに(打球が)飛んどるよって教えてあげたりとか、自信を持ってプレーできるように声掛けをしてます。
初戦となった2回戦。
ピッチャーを中心に堅い守りを見せ、失点わずか1で勝利。
(津和野4-1出雲北陵)
上田 彩葉主将:
全員でカバーできて、失点を1に抑えられたのが良かったなと思う。
続く3回戦もノーエラーで1失点に抑えると…。投打がかみ合い5点差で勝利。
ベスト8進出を果たした。
(津和野6-1大東)
上田 彩葉主将:
今日の試合をしっかり反省したうえで、次の島根中央戦につなげられるように頑張りたいなと思います。
準々決勝の相手は、秋の島根県チャンピオンの島根中央。
春の県大会優勝校は、5月30日から島根県出雲市の浜山公園野球場で行われる中国大会に出場することになっているが、開催地である島根県はベスト4の4校がその切符を手にする。
つまり、津和野は強豪相手に勝利すれば、中国大会進出決定。
だが…。
生命線の守備に、ほころびが…。
そして被安打12。7点差をつけられ8回コールド負けを喫した。
(津和野3-10島根中央 ※8回コールド)
上田 彩葉主将:
いつも通りの私たちが出てしまった試合だなと思いました。
守備に力入れて、もっとやっていかないとと思いました。
明確な課題を手にした春。夏までは3か月を切っている。