各地で冬眠明けの春グマが出没。
秋田県だけでも目撃情報は4月、300件を超えました。
高齢者施設の敷地にもクマが出没する事態となっています。
カメラが捉えたのは真っ黒いクマの後ろ姿です。
ガラス扉を1枚隔てた目と鼻の先で、むしゃむしゃと草を食べています。
クマが振り向くとその口には草をくわえたまま。
25日の午前9時前、秋田市内の高齢者施設にクマが出没。
多くの高齢者が利用していた施設内には、一気に緊張が走りました。
出没したクマの体長は約1メートル。
施設の従業員も思わず「やだー、ちょっと大きくない?」「こわっ!」とつぶやきました。
施設の裏側の崖を登って姿を消したクマ。
従業員や利用者に被害はありませんでした。
いよいよゴールデンウィークとなる中、各地では冬眠から目覚めた春グマの出没が相次いでいます。
26日は北海道南部の島牧村で、ハンターの男性がクマに襲われけがをしました。
北海道でクマによる人身被害は2026年初めてです。
そして、クマの目撃情報が全国最多なのが秋田県。
4月だけですでに300件を超えました。
入手したのは秋田市内に住む男性の自宅の前に、クマが突然現れた際の映像です。
クマは23日の午前6時半ごろに現れたといいます。
映像には、やぶの中を歩くクマの姿が映っています。
餌を探しているのでしょうか。
男性は「玄関の戸を開けて出たら目の前にいる。ちょうど5メートルくらい先ですね」と話し、クマを引き寄せないよう、ごみ出しにも細心の注意を払っていました。
さらに26日も、秋田市内の住宅街にクマは出没。
体長1メートルほどのクマが自宅の目と鼻の先に。
女性の家があるのは25日にクマが出没した高齢者施設から、わずか1kmほどの住宅街です。
女性は「こわかったね、どこに出るかわからない。常にクマ鈴をこう持って、畑に行ったりするときは」と話しました。
そして、クマは27日も目撃されました。
目撃された場所は秋田県庁からわずか1.5kmの場所。
クマが渡っていた川沿いには、住宅街が広がっていて通勤途中の人が目撃したといいます。
ゴールデンウィークとなる中で秋田市内のクインテッサホテル秋田では、宿泊客にクマ鈴を無料で貸し出す取り組みを4月から始めました。
さらに、ホテルではクマの出没情報も随時チェックし半径1kmで目撃された場合は、「自動ドアを手動化に切り替えます。自動のスイッチを切って、ハンドルをつけて開け閉めできるように対策する。安心して観光できるようにというのが私たちの願い」と新明貴樹総支配人は話しました。