福島県喜多方市で4月26日に発生した山火事は、24時間あまり経った27日午前11時50分に鎮圧状態となった。

■山火事が発生
喜多方市塩川町中屋沢。4月26日昼前に「木の枝が燃えている」と消防に通報があり、山林や近くの小屋にも燃え移った。
燃えた小屋を所有者していた女性は、緊迫の状況のなか近所の人に促されて避難したという。「すごい。なにこれって、生まれて初めて。あのとき煙は来るしバリバリいうし黒いのが飛ぶし」と当時の状況を語った。
火事があった現場は、喜多方市の南部で26日は会津若松市からも煙が確認された。

■寝たきりの家族を連れて避難
喜多方市は178世帯458人に避難指示を出し、近くの体育館などに開設された避難所にはあわせて最大15人が避難した。(※避難指示は27日午後4時すぎに解除)
自宅が避難指示エリアにある齋藤ひまわりさんは、寝たきりの兄・佳久さんと26日夕方に避難した。
「吸引器も持ってきた、全部用意して持ってきました。できれば帰りたいですけれど、行ったり来たりが難しいので、ある程度めどがついてから帰る」と齊藤さんは話した。

■24時間経ち鎮圧状態に
朝から雨が降ったこともあり、発生から約24時間後の27日昼前にようやく鎮圧状態に。少なくとも40ヘクタールを焼いたとみられている。
一方、避難指示が出されたエリアの中にある小学校は、児童の安全のため28日も休校とすることを決定した。(※その後、28日から再開することを決定)

■身近に迫る恐怖
全国でも相次ぐ山林火災。身近に迫る恐怖を感じた人もいた。「大槌町の火災があったので、大変だろうなって思っても半分他人事。距離も離れてるし。ところが身近にこういうことが来たっていうのは、恐怖でしかない」と話した。

■山火事 2月~4月が多く
福島県内の山火事は、過去5年間を見ると2月から4月の春先に最も多く発生している。
総務省消防庁によると、たき火が最も多く3割以上、次いで火入れ・放火・たばこと続いていて、人的要因が多くを占めている。
2023年に全国で発生した、10ヘクタール以上を焼いた山林火災で、原因が判明したものでは「たき火」や「枯草焼き」からの延焼、廃材集積場の廃材・林業機械からの出火、たばこの不始末の可能性など、人が関わっているものが少なくない。

福島県内では28日から5月1日まで、まとまった雨がなく、29日にかけては西寄りの風も吹く予想で、火の取り扱いには引き続き注意が必要だ。

福島テレビ
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