気になる疑問やニュースのなぜを解き明かす「どうなの?」
「観光地にも異例の出没。ゴールデンウィーククマに遭遇したら」について見ていく。

日光東照宮から2kmの川でクマ目撃

遠藤玲子キャスター:
ことしのゴールデンウィークアウトドアレジャーを楽しみたいという方も多いかと思いますが、そこで気をつけていただきたいのはクマとの遭遇です。

この記事の画像(40枚)

もちろんクマとの遭遇がないのが一番なんですけれども、今、北日本のみならず、各地でクマの目撃情報が相次いでいます。

山崎夕貴キャスター:
やっぱり初めて観光する場所だと土地感がなかったりしますし、どうやってクマを避けたらいいのかってわからなくて怖いですよね。

遠藤キャスター:
さらに今、関東の有名観光地でもクマが目撃されていて不安が広がっているといいます。
クマの目撃情報があった関東の有名観光地というのは、栃木県の日光市なんです。
具体的にどこで目撃情報があったのか。

3月13日には日光東照宮から2kmの川で目撃
3月13日には日光東照宮から2kmの川で目撃

こちら有名な日光東照宮や華厳の滝、その近くの山合いのエリアで目撃されています。
3月から4月にかけて3件の目撃情報があり、3月13日に関しては日光東照宮からわずか2km離れた川で、体長約80cmのクマが目撃されました。

榎並大二郎キャスター:
そんなところまで降りてきてしまっているんですね。
三宅さん行ったことありますか?

三宅正治キャスター:
もちろんありますけど、よく市街地に出てきたっていうニュースはあるじゃないですか。
だけどこれだけ観光客がいるところまでクマが来るもんなんですか。

石渡花菜キャスター:
それで言いますと、私半年前に日光の方を取材した際に、本当にもう車通りも人通りも多いところで、「熊注意」の看板がありまして、それはびっくりした覚えがあります。

遠藤キャスター:
ただこの時期ですよね。地元の猟友会の方によりますと、4月にこれだけ目撃されるのは初めてということです。観光地を含めて、今どこに出没してもおかしくない状況だということです。

また市はウェブサイト上で、「夜間は出歩かないこと」、そしてクマ鈴やラジオで「人の存在を知らせる」などの行動を呼びかけて注意を喚起しています。

では地元の方はどんな思いで日々過ごしているのか。
日光東照宮から車で5分ほどの飲食店を取材すると、「クマが出たと近所でも今、ウワサになっている。ただ4月の目撃は、やはりこちらでも初めて」、「警察官が周辺をパトロールする様子も確認できた」ということです。

さらに鬼怒川温泉近くのお土産店でも話を伺ったところ、「店がガラス張りで、外から見られるような作りになっているので、万が一、クマがガラスを破って侵入したときのため、避難ルートをスタッフ同士で今話し合っている」。また開いた傘を店内に置いてクマよけにするなど、いろいろな対策を今、お店の方もとっているという。

榎並キャスター:
毎日お店には立たないといけないですから怖いでしょうし、それだけ皆さん試行錯誤されているということなんですね。

遠藤キャスター:
はい皆さん、本当にいろいろと考えていらっしゃるんですが、地元の猟友会の方に聞いても、この時期にやはりクマが多く目撃されるということはあまりなくて、春のクマのデータが少ないことから、非常に行動が予測しづらいというのが、この時期非常に難しいそうです。

三宅キャスター:
ゴールデンウィークに行こうと思っている方もいらっしゃると思いますけど。今さらちょっと旅先を変えるとかそういうのはちょっと難しいと思うし、自分で何か対処する対策を練るというのは必要かもしれない。

スマホでできる対策は…

遠藤キャスター:
その通りです。私たちがどういった対策をできるのか、まずスマホでできる対策をご紹介します。

栃木県警は防犯アプリに「クマ鈴機能」を追加
栃木県警は防犯アプリに「クマ鈴機能」を追加

2026年の1月、栃木県警が、防犯アプリに「クマ鈴機能」というものを追加しました。
実際にこちらタブレットで押すと、まさに鈴の音が鳴り響きます。
意外にかわらしい感じですが、こちらも効果があるということで、さらにこのアプリはクマの目撃情報の通知もしてくれるので、お出かけの際にはこちらのアプリをぜひ携帯の中に入れていただきたいと思います。

さらに企業が今開発している持ち運びできる最新グッズもご紹介します。

害獣撃退ロボット「モンスターウルフ」
害獣撃退ロボット「モンスターウルフ」

以前「イット!」でご紹介した「モンスターウルフ」という害獣撃退ロボットです。
クマやシカなど近づくと、センサーが感知して50種類以上の音と光で近づいてきた動物を撃退するものです。

かなりインパクトある「モンスターウルフ」ですが、さすがに持ち運びは難しいので、今改良中のこの新たな最新グッズは「モンスターウルフミニ」という、リュックに、かなり小さくなってコンパクトになっています。
ただ、モンスターウルフと同じで目が光って威嚇音を鳴らすことができるので、約200メートル先のクマにもこの大音量の音が届くようになっているということです。

この「モンスターウルフミニ」は今後市販される予定だということです。

あらためてゴールデンウィークに旅先でクマに遭遇したら、どのようにすればいいのか、専門家、岩手大学の山内貴義准教授にお聞きしました。

岩手大学・山内貴義准教授のアドバイス
岩手大学・山内貴義准教授のアドバイス

2025年の被害増加を受けて対策を講じている観光地の警察や行政側の指示に従ってください。クマスプレーなどは必需品です。あらかじめ練習しておくこと、それが非常に大事になってきます。冷静に距離をとってまた静かに避難することがとても大事だということでした。

榎並キャスター:
やっぱり旅先で、現地でとっさに判断するためにも、日ごろから出るかもしれないなというのを片隅に入れておくことが大事ですね。
(「イット!」4月27日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(40枚)