この春、佐賀県警の2つの警察署で初めて女性が署長に就任しました。仕事への信念や署長としての考え方を聞きました。

【白石警察署 鶴丸晶子署長】
「平成6年に警視庁で全国初の女性署長が誕生したという話は耳にしていたが、まさか私がそのような立場になるとは、想像すらしていなかった」

3月、白石署の新署長に着任した、鶴丸晶子さん。
県警で初めて女性署長に着任した一人です。
鶴丸さんは1994年に県警に採用。
当時、県警の女性警察官はごく少数の時代でした。

【警察学校卒業当時 鶴丸晶子さん】
「女性だからといって甘えないで、男性と同じようにできる限り、頑張っていきたいと思います」

県警で女性が初めて採用されたのは今から34年前の1992年。
一期生となる女性警察官の数は5人でした。
2005年ごろから採用の数は10人近くになり、2017年には、最も多い19人を採用しました。
また去年4月時点で、県警の女性警察官は全体の12パーセントを占め、この10年で4.1ポイント上昇しました。
そんな中、鶴丸さんは人身安全少年課や交通企画課など、性別に関係なく様々な仕事を任されてきました。

【白石警察署 鶴丸晶子署長】
「異動の度に全く異なる業務に携わってきたので、必要とされる存在になることを意識して。相手の立場に立った対応を心がけること大切にしてきた」

一方、もう1人の初の女性署長が神埼警察署の木下千嘉子さんです。
2013年、武雄警察署で行われた訓練では、地域課長としてインタビューに答える姿も。

【当時武雄警察署地域課長 木下千嘉子さん】
「災害があった時、速やかに対応できるように訓練していかいなければならない」

26歳で結婚し、子ども2人を出産。
出産後に仕事を辞める女性も多かった時代、家族の支えもあり、子育てと警察官の仕事に全力で励みました。
これまでの警察官人生で、特に印象に残った事件があると言います。

【神埼警察署 木下千嘉子署長】
「自分の中で一番記憶に残っている仕事は、平成19年に武雄で発生した殺人事件の対応にあたったこと」

2007年、武雄市で起きた殺人事件。
入院中だった男性が暴力団関係者と間違われて射殺されました。
木下さんは捜査一課として事件を担当。
遺族の妻とも接し、被害者支援のあり方を日々考えてきました。

【神埼警察署 木下千嘉子署長】
「犯罪を犯した者というのは絶対捕まえると、被害を出さない、被害を拡大させない、被害者を守るということを、その頃から強く意識するようになった」

年々増加する女性警察官。
佐賀県警で初となる2人の女性署長は、心に強い使命感を秘めています。

【白石警察署 鶴丸晶子署長】
「県警で初めての女性署長ということだが、その点は意識せず、結果的に女性としての視点や考え方が生かせたら」
【神埼警察署 木下千嘉子署長】
「住民が安全安心を実感できるような町づくりに取り組んでいきたい」

サガテレビ
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