関西電力の金品受領問題などをめぐり、会社と株主らが旧経営陣を訴えた裁判。
最大のヤマ場となる本人への尋問が24日から始まりました。
関電の第三者委員会は、福井県高浜町の元助役らから会社や関連会社の75人が総額およそ3億6千万円相当の金品を受け取っていたほか、経営難の時期にカットした役員報酬の一部を、退任後、元役員に会社が“補填”していたと認定しています。
一連の問題を受け、株主や会社は関電の旧経営陣らの責任を追及する民事裁判を起こしていて、24日から最大のヤマ場となる本人への尋問が始まりました。
午前中は金品受領問題の“隠ぺい”を主導した1人とされた森詳介・元会長の尋問が行われ、金品受領問題について「以前から知っていたかどうかは記憶にない」などと証言しました。
午後からは、1億1000万円相当の金品を受け取っていた豊松秀己元副社長が法廷に立ちました。
豊松元副社長は当時、福井県にある3つの原発を統括する部門のトップなどを務めていました。
豊松元副社長は元助役について、地元行政や原発の関連事業に強い影響力があったとしたうえで、「複数回の面談で金品を贈られ、『返還したい』と伝える度に抵抗された」と話しました。
そのうえで「元助役から『受け取らないなら原発の運営を出来なくしてやるぞ』と恫喝を受けたため、やむを得ず引き下がり自宅で預かり保管した」と釈明しました。
今後は、森・元会長とともに問題の隠ぺいを図ったとされ、金品も受け取っていた八木誠・前会長と岩根茂樹・元社長など、賠償を求めている旧経営陣への尋問が続く予定です。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年4月24日放送)