福岡県沖で2024年11月、海上自衛隊の掃海艇「うくしま」が炎上し沈没した事故で、海上自衛隊は24日、火災は配管の接合部から漏れ出した燃料油が発火して起きたとみられると発表しました。
掃海艇「うくしま」は2024年11月10日、福岡県宗像市の大島沖で船体から火が出て、翌日朝に沈没しました。
エンジンルームに取り残されたとみられる隊員1人が死亡し、海上自衛隊は2025年6月に船体を引き揚げて、事故の原因を調べていました。
その結果、機械室上部にある配管の接合部から漏れ出した燃料油の軽油が防熱材などに浸透し、約430℃の排気管に触れて発火に至ったとみられることがわかりました。
また、火災で生じた黒煙で配電盤がショートして船内の電源が失われたため、船内のマイクや消火用の海水ポンプが使えなくなったほか、火災の対応に関する隊員の知識や訓練も不十分だったとして、「極めてまれな事象が同時並行的に発生した事故であった」と結論付けています。
海上自衛隊は再発防止のため配管接合部などを改修するとともに、火災に対する教育や訓練の徹底を図るとしています。