長引く中東情勢悪化の影響が私たちの身近な暮らしにも影を落とし始めています。
このうちホームセンターでは、住宅設備の関連商品から日用品まであらゆるモノが品薄となっています。
松江市のホームセンター。商品がない「欠品」や数が少ない「品薄」の商品を隅から隅まで案内してもらいました。
ジュンテンドー川津店・石田晋也店長:
「シンナー関係です。今はほとんど入ってこない状況です」
塗料用のシンナー。
原料は、原油から精製される「ナフサ」です。
住宅塗装に欠かせませんが、業務用の一斗缶は4月頭から品切れ状態で、入荷の目途は立っていないといいます。
住宅関連の商品の供給不安は他にも。
ジュンテンドー川津店・石田晋也店長:
「こちらが合板。在庫が切れている店舗もある」
住宅建材として幅広く使われる合板。
石油由来の接着剤で貼り合わせているため、調達が難しくなっているといいます。
また、日常使いの分野でも。
ジュンテンドー川津店・石田晋也店長:
「こちらはパーツクリーナー。購入個数の制限をしている」
金属パーツの油汚れを落とすパーツクリーナー。
石油系溶剤が主な成分で、在庫限りのため個数制限をしています。
ジュンテンドー川津店・石田晋也店長:
「草刈り機などで使う燃料。もしかしたら在庫が足りないということが発生するかもしれない」
エンジンオイルとレギュラーガソリンを混ぜた混合燃料は、これからの農繁期で需要の高まりが予想されますが、予約や取り置きを断っています。
さらに影響が広範囲に及びそうなのが。
ジュンテンドー川津店・石田晋也店長:
「ニトリル手袋。こちらが注文できない状況」
ナフサが原料のニトリル手袋。
医療・介護の現場では使い捨ての手袋として一日に何枚も消費するほか、食品を扱う業種でも使用されます。
この店では、通常とは別の商品をなんとか仕入れることができていますが、それも長くは続かないだろうと見ています。
ただ、買い物客には今の時点では努めて冷静な対応をしてほしいと呼びかけています。
ジュンテンドー川津店・石田晋也店長:
「供給が不安定でまとめ買いをしたいと思うが、安定するまでは適度な数量で買ってもらったほうが混乱しないと思うのでご協力いただきたい」
「店側の仕入れ努力」と「消費者の適切な購入」。
地域社会の民度が試されているのかもしれません